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花房雲山(書)

[2020年3月5日]

茂原市立美術館・郷土資料館収蔵の花房雲山の作品

略歴

花房 雲山 (はなぶさ うんざん)  (1870~1936)

東京浅草の生まれ。祖父は、旧幕臣の豊後守花房正房。

東京本所本久寺住職等数々の要職を経て、身延大野山本遠寺第41世貫主となり、昭和7年には藻原寺(そうげんじ)第78世貫主 日我(にちが)上人となった。姓は釈(しゃく)、字は貫隆(かんりゅう)常寿院と号した。

大正6年の台風で倒壊していた藻原寺山門(仁王門)を、昭和8年 鉄筋コンクリート造りで再建、次いで藻原寺大堂改修に着手、完成目前に遷化。

書は西川春洞に学んだ大家であり雲山と号した。別号は慈卿、凹凸山人。著書に「丙午年鑒」「渡支日記」等がある。

 

   

主な収蔵品

花房雲山の収蔵作品数は計12点です。このうち6点を掲載しています。

ご注意 画像の転載・利用を禁じます。

花房雲山「雲山詩 欲安身處…」

花房雲山「雲山詩 欲安身處…」 紙本墨 大正11年(1922)作 32.4×47.0cm

欲安身處
寒山去可保
微風吹幽松
近聴聲愈多
     
 大正十一壬戌初冬於上海客次
 雲山衜人
 ※「客次」=通常は「客舎」と書くので同意と捉えた 
 ※衜(ドウ)は道に同じ

大正十年、雲山が中国、朝鮮に渡った折の書、出典先が不明な事から自作の詩と考えられる。

花房雲山「雲山俳句 月花や…」

花房雲山「雲山俳句 月花や…」 紙本墨 昭和4年(1929)作 134.4×26.9cm

月花やはたらいてのむ酒の味

 己巳春日 於無悶渭室南軒 雲山衜人

※衜(ドウ)は道に同じ

花房雲山「移竹春深長子」

花房雲山「移竹春深長子」 紙本墨 制作年不明 135.7×33.7cm

移竹春深長子孫
種梅晩歳為賓主
 
読み 竹を移し春深く子孫長じ、 
   梅を種(う)え晩歳賓主と為る

花房雲山「程午橋詩 軒因借竹…」

花房雲山「程午橋詩 軒因借竹…」 紙本墨 制作年不明 130.0×29.8cm

軒因惜竹三間小 楼為看山四面寛
          雲山衜人書
※文中の「惜」字は、詩では「借」字 
※衜(ドウ)は道に同じ

読み 軒は竹を借りるに因り三間小に、
   楼は山を看るが為に四面寛なり 
             程午橋 詩

花房雲山「松儔忽巻三更雨」

花房雲山「松儔忽巻三更雨」 紙本墨 制作年不明 133.8×32.7cm

松儔忽巻三更雨 
林籟俄驚六月秋     
 雲山衜人書

 ※衜(ドウ)は道に同じ

雲山自作の詩と考えられる。
「秋」は「時」の意味を持つ。

花房雲山「長生殿裏春秋富」

花房雲山「長生殿裏春秋富」 紙本墨 制作年不明 150.0×41.0cm

長生殿裏春秋富
不老門前日月遲
 雲山衜人

 ※衜(ドウ)は道に同じ

宮中の長生殿、不老門のうちは、わが君も年若く前途ゆたかであり、月日のあゆみもゆっくりである。
道教的な不老長生を詠じ、吉語となった句。
 和漢朗詠集 慶滋保胤(よししげ やすたね)詩

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