【注意情報】パソコンのサポート詐欺
[2021年2月25日]
[2021年2月25日]
消費者がパソコンを操作している際に、突然「Microsoft」のロゴを伴う偽警告を表示させ、電話をかけてきた消費者に、「パソコンの修復とセキュリティ保護のサポートが必要です。」などと告げ、サポート料などと称して多額の金銭を支払わせる事業者に関する相談が各地の消費生活センター等に寄せられています。
典型的な手口は次のとおりです。
1.パソコンがウイルスに感染したかのような偽警告を「Microsoft」のロゴなどと共にパソコン画面に表示した上で、大音量の警告音を鳴らし、表示した電話番号に消費者が電話をかけるように仕向けます。
2.電話をかけてきた消費者のパソコンを遠隔操作して警告音や偽警告表示を消し、消費者を信用させます。
3.セキュリテイ対策のサポート料などと称し、金銭の支払を要求します。その代金として数万円を、前払式電子マネーなどで即座に支払うよう求め、すぐ近くのコンビニエンスストアなどで前払式電子マネーなどを購入してくるようせかします。
4.消費者が前払式電子マネーを購入すると、裏面に記載されているコード番号を聞き出し、電子マネーを搾取します。
5.コードの入力が間違っているなど難癖をつけて、さらに追加で前払式電子マネーを購入させ、大きな被害になっているケースもあります。
偽警告画面の例
~消費者庁からのアドバイス~
実在する日本マイクロソフト株式会社やその関連会社が、突然パソコンに警告を表示して消費者に電話をかけるよう求めるようなことは一切ありません。警告と共に電話をかけるように求める表示を見ても絶対に連絡しないでください。
「Ctrl」「Alt」「Del」の3つのキーを同時に押して「タスクマネージャー」を起動し、ブラウザーソフトを選択し、「タスクを終了」すると偽警告画面を閉じることができます。
偽警告画面が閉じない場合は、マイクロソフトカスタマーサービス 電話番号 0120-54-2244 に問い合わせてください。
前払式電子マネーを購入させてそのコード番号を連絡させることは、典型的な詐欺の手口です。このような支払方法には応じないでください。
※パソコンの操作中に、突然、偽警告を表示し、大音量の警告音を鳴らす悪質業者は複数存在しています。
まずは、前述の手順で「タスクを終了」させた後、パソコンのセキュリティに不安が残る場合は、「情報セキュリティ安心相談窓口」へ電話してください。
情報セキュリティ安心相談窓口(独立行政法人情報処理推進機構の相談窓口) URL:https://www.ipa.go.jp/security/anshin/index.html
開庁時間:8時30分~17時15分(土曜、日曜、祝日、年末年始12月29日~1月3日は除く)