子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の勧奨およびキャッチアップ接種について
- 初版公開日:[2022年04月18日]
- 更新日:[2022年4月18日]
- ID:7148
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
4月1日から子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の積極的勧奨の再開、キャッチアップ接種が開始となりました。

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の積極的勧奨の再開
HPVワクチンは、平成25年4月1日から、法律に基づく定期接種として実施しているところですが、厚生労働省から「副反応の発生頻度がより明らかになり、適切な情報提供ができるまでの間、積極的な接種の勧奨を差し控える」との通知を受け、積極的な勧奨が差し控えられておりました。
この度、国の調査会においてワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、積極的な勧奨が令和4年4月1日から再開されました。それに伴い、積極的な勧奨の差控えにより接種機会を逃した方についても、公平な接種機会を確保する観点から時限的に、従来の定期接種対象年齢を超えてHPVワクチン接種を行うこと(キャッチアップ接種という)となりました。

子宮頸がん予防ワクチンについて
子宮頸がんの原因のほとんどは、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染によるものです。子宮頸がんは乳がんに次いで多いがんで、年間11,000人が罹患し、そのうち約2,900人が亡くなっています。HPVは100種類以上確認されており、そのうち約15種類は、がんとの関連が指摘されています。現在、HPVの感染に起因する疾患の予防ワクチンは以下の2種類です。
※いずれかのワクチンを選んでいただきます。
ワクチンの種類 | 予防効果のあるHPVの種類 | 接種回数 |
---|---|---|
サーバリックス | 16型、18型(高リスク型) | 3回接種 |
ガーダシル | 16型、18型(高リスク型) 6型、11型(低リスク型) | 3回接種 |
※高リスク型は子宮頸がんなど、低リスク型は尖圭コンジローマ等の原因となるものです。
いずれかのワクチンを接種することにより、再感染や持続感染を予防して、がんになるリスクを低減することができます。

定期予防接種について

対象者
令和4年度に小学校6年生から高校1年生相当年齢となられる女子

接種期間
高校1年生相当年齢まで(標準的な接種期間は13歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日までの間)
※平成18年度・平成19年度生まれの方は、通常の接種対象(小学校6年生から高校1年生相当)の年齢を超えてもキャッチアップ接種として令和7年3月31日まで接種できます(ただし、早い年齢で接種するほど子宮頸がんの予防効果が高いとされています)

予防接種の予診票配付方法
定期予防接種・キャッチアップ接種対象者の方には4月上旬にワクチン希望調査書をお送りしております。希望調査書をご記入いただき、返信用封筒にて郵送または健康管理課窓口に母子健康手帳をご持参のうえ申請してください。
郵送で申請された方は後日、郵送にて予診票を配布いたします。窓口で申請された方は、窓口にて予診票を即日配付いたします。通知が届いていない方は健康管理課まで問い合わせてください。

接種費用
無料

接種スケジュール・医療機関

子宮頸がん検診について
HPVワクチンで防げないHPV感染もあるため、20歳以上の方は2年に1回の子宮頸がん検診を受けましょう。
