汚水適正処理構想
茂原市汚水適正処理構想について
【目的】
汚水処理には、大きく分けて集合処理と個別処理があります。集合処理として、公共下水道、農業集落排水施設があり、個別処理として、合併処理浄化槽があります。汚水処理整備手法の選定にあたっては、各施設の特徴、経済性を総合的に勘案して、地域の実情に応じた効率的な整備手法の選定を行う必要があります。平成15年に作成された当初の「汚水適正処理構想」が、近年の人口の減少や高齢化、地域社会構造の変化など、諸情勢が大きく変化したことにより、構想の見直しが必要となったため、3省(国土交通省・環境省・農林水産省)連合により見直しの通知がされ、平成20年9月に改訂版マニュアルが公表されました。これを参考に千葉県では、平成21年3月、千葉県版マニュアルが改訂され、市では、これを基に、全域を対象に地域特性に即し、より経済的、効率的な汚水処理施設整備を推進するため、新たに「茂原市汚水適正処理構想(案)」を作成しました。
【処理区域設定の考え方】
集合処理すべき区域として、処理場および接続する管渠の建設費を償却年数で除し、各維持管理費を加え、1年当りの経費をもとめます。つぎに個別処理とした場合の合併浄化槽設置費を償却年数で除し、維持管理費を加え1年当りの経費をもとめます。この双方を比較し、経済的に有利な整備手法を選定し、区域設定をしました。
【整備手法の選定と段階的整備の方針】
・公共下水道事業
市街地とその周辺の将来市街化が予想される区域を公共下水道事業で整備することとしています。また、生活環境の改善と河川等の水質改善を目標に、市民の方々のご意見をお聞きしながら認可区域の整備を進めていく予定です。
・農業集落排水処理事業
農業振興地域における、農業的土地利用がされている農業集落および周辺の住宅街で集合処理が有利と判定された区域を農業集落排水事業で整備することとしています。また、水質保全要請の緊急性、効率性、地域間の公平性を考慮するとともに、市民の方々のご意見をお聞きしながら実施する予定です。
・合併浄化槽設置事業
個別処理が有利と判定された区域は合併浄化槽設置整備補助事業により整備することとしています。また、公共下水道認可区域外および農業集落排水事業採択区域外を対象とし、単独処理浄化槽および汲取り便槽から合併処理浄化槽への転換を推進していく予定です。
お問い合わせ
茂原市役所
・都市建設部・下水道課
電話:0475-23-3128
FAX:0475-23-3126
お問い合わせフォーム
[トップ]