ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

現在位置

あしあと

    水害時の衛生対策と消毒方法について

    • [2019年11月19日]
    • ID:5593

    ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

    家屋が浸水した場合

     豪雨等により家屋が浸水した場合、洗浄や拭き取りにより十分に汚れを除去して、乾かした後、消毒するようにしてください。
    (感染症予防のためには、清掃乾燥が最も重要です。清掃が不十分だと消毒の効果を発揮することができません。)

    衛生対策について

    家屋等が浸水した場合、次のとおり洗浄及び衛生対策を行ってください。

    床上の場合

    室内は、食事や睡眠など生活を行う場所のため、泥や汚れを十分に取り除いた後、消毒を行いましょう。

    1. 水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要なものを片付けてください。
    2. 汚れた家具や床・壁などは、水で洗い流すか、雑巾で水拭きするなどしてください。
    3. 食器類や調理器具などは、水洗いして汚れをきれいに洗い流してください。
    4. 食器棚や冷蔵庫などは、汚れをきれいに拭き取ってください。

    家の周囲や床下の場合

    土砂等を取り除いた後、水道水で洗い流し、しっかり乾かすことが重要です。
    床下に土砂や水分が残っている場合、その湿気により、家の基礎や土台(床組)などに影響が出る場合があります。

    1. 汚泥や不要なものなどを片付けてください。
    2. 庭木や外壁についた泥は、水で十分に洗い流してください。
    3. 床下換気口のごみを取り除き、床下の風通しを良くしてください。
    4. 床下はスコップや流水を用いて汚泥を取り除いた後、雑巾などで水気をなくし、扇風機などにより強制的に換気し、乾燥させてください。

    食中毒、感染症の予防について

    1. 受水槽は、安全と衛生を点検・確認してから使用してください。
    2. 水に浸かった食品や、停電により保存温度が保てなかった要冷蔵・冷凍食品はできるだけ廃棄してください。
    3. からだに異常を感じたら早めに医療機関で受診してください。
    4. 食事の前やトイレの後などは、しっかりと手を洗ってください。

    消毒方法について

    消毒薬は過剰に使用すると人の健康や環境へ影響を与えることがあります。使用は必要最小限としましょう。
    使用の際は取扱い説明書に従い事故が起こらないように注意してください。

    家庭で使いやすい消毒薬とその使い方

    お近くのドラックストアやホームセンター等で購入できます。
    消毒方法の例

    消毒薬

    対象と使い方

    食器類・流し台・浴槽

    家具類・床

     

    次亜塩素酸ナトリウム

    (家庭用塩素系漂白剤でも可)

    0.02%に希釈する

    (1)食器用洗剤と水で洗う。
    (2)希釈した消毒液に5分漬けるか、消毒液を含ませた布で拭き、その後、水洗い・水拭きする。
    (3)よく乾燥させる。

    0.1%に希釈する

    (1)泥などの汚れを洗い流すか、雑巾などで水拭きしてから、十分に乾燥させる。
    (2)調整した液を浸した布などでよく拭く。
    (3)金属面や木面など色あせが気になる場所は、水で2度拭きする。

    消毒用アルコール

    希釈せず、原液のまま使用する

    (1)洗剤と水で洗う。
    (2)アルコールを含ませた布で拭く。
    ※70%以上のアルコール濃度のものを使用すること
    ※火気のあるところでは使用しない

    希釈せず、原液のまま使用する。

    (1)泥などの汚れを洗い流すか、雑巾などで水拭きしてから、十分に乾燥させる。
    (2)アルコールを含ませた布で拭く。※70%以上のアルコール濃度のものを使用すること
    ※火気のあるところでは使用しない

    10%塩化ベンザルコニウム

    (逆性石けん)

    0.1%に希釈する

    (1)泥などの汚れを洗い流すか、雑巾などで水拭きしてから、十分に乾燥させる。
    (2)調整した液を浸した布などでよく拭く。

    0.1%に希釈する

    (1)泥などの汚れを洗い流すか、雑巾などで水拭きしてから、十分に乾燥させる。
    (2)調整した液を浸した布などでよく拭く。

    参考:日本環境感染学会 一般家屋における洪水・浸水など水害時の衛生対策と消毒方法
    (※消毒薬はいろいろな濃度のものが販売されているので、濃度に合わせて薄め方を変更してください。)

    • 消毒薬を取り扱う際には、ゴム手袋などを使用するとともに、皮膚や目にかからないように注意してください。また、皮膚についた場合水と石けんでよく洗い流し、目に入った場合は水で15分以上洗い流し、医師の診察を受けてください。
    • 消毒液をペットボトルへ移し替えないでください。誤って飲んでしまい、事故につながることがありますので、必ず使い切ってください。また、他の消毒液や洗剤と混ぜないでください。
    • 消毒液の入っていたバケツやじょうろなどは、使用後、十分に水で流してください。
    • 床下の消毒・乾燥用に消石灰を撒くことについては、方法や効果について明確に示されたものがありません。消石灰は、水に溶けると強アルカリ性となるため、使用する場合には、目や皮膚につかないように、また、口に入らないよう十分注意してください。

    その他

    クレゾール石けん液

    使用濃度3%
    (3リットルの水にクレゾール石けん液100mlを溶かすと、約3%の希釈液になります。)
    屋外の消毒に適しています。希釈液をじょうろや噴霧器で散布してください。泥などの汚れが残っている場合でも殺菌効果が弱くなりにくいため、屋外の消毒に適しています。臭気が強いため、屋内の床下などに使うのには適していません。

    • 皮膚への刺激性が強いため、ゴム手袋を装着して使用してください。
    • 衣類、ゴム、プラスチックに使用すると着色する恐れがあり、簡単には落ちませんので注意してください。
    • 塩素系の消毒薬と混ざると有毒ガスを発生することがあるため、決して他の液体と混ぜないでください。

    お問い合わせ

    茂原市役所市民部健康管理課

    電話: 0475-20-1574

    ファクス: 0475-20-1600

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

    お問い合わせフォーム