新型コロナウイルス感染症に関連する人権侵害をなくそう
- 初版公開日:[2023年04月25日]
- 更新日:[2023年4月25日]
- ID:5717
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新型コロナウイルスの感染が広がる中、病気の被害者である感染者やその家族、また治療にあたる医師や看護師、あるいは社会経済活動を維持するうえで不可欠な仕事等に従事されている皆さまが、不当な差別や偏見、いじめ等の風評被害に苦しんでいます。これらの方々がおられなければ、感染者の回復も、私たちの生活も立ち行かなくなります。
新型コロナウイルスは、誰にでも感染する可能性があり、そして、誰もが気づかないうちに感染を広げてしまう可能性がある感染症です。感染が悪いことだという考えが広まれば、医療機関への受診をためらい、症状の重篤化やさらなる感染拡大につながる可能性があります。
差別や偏見等が行われないよう、一人ひとりが冷静な行動と、できる限りの予防を心掛けていただくようお願い致します。

新型コロナウイルス感染症に関する偏見や差別を防止するための規定が設けられました
令和3年2月13日に「新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律」が施行され、感染者やその家族、医療従事者等の人権が尊重され、差別的な取扱いを受けることのないよう、偏見や差別を防止するための規定が設けられました。

事例
- 感染したことを理由に解雇される
- 回復しているのに出社を拒否される
- 病院で感染者が出たことを理由に、子供の保育園等の利用を拒否される
- 感染者が発生した学校の先生やその家族に対して来店を拒否する
- 感染者個人の名前や行動を特定し、SNS等で公表・非難する
- 無症状・無自覚で訪れた店舗から謝罪や賠償を強要される

関連リンク
- (日本小児科学会)がんばっているみんなへ大切なおねがい/お子様と暮らしている皆さまへ

みんなで広げよう、「シトラスリボンプロジェクト」

シトラスリボンプロジェクトとは?
コロナ禍で生まれた差別、偏見を耳にした愛媛の有志がつくったプロジェクトです。
シトラス色のリボンや専用ロゴを身につけて、「ただいま」「おかえり」の気持ちを表す活動を広めています。
リボンやロゴで表現する3つの輪は、地域と家庭と職場(もしくは学校)です。
「ただいま」「おかえり」と言いあえるまちなら、安心して検査を受けることができ、ひいては感染拡大を防ぐことにつながります。
また、感染者への差別や偏見が広がることで生まれる弊害も防ぐことができます。感染者が「出た」「出ない」ということ自体よりも、感染が確認された“その後”に的確な対応ができるかどうかで、その地域のイメージが左右されると、考えます。
茂原市はシトラスリボンプロジェクトに賛同しています。

相談窓口
- (千葉県)人権のページ
- (法務省)人権相談窓口における相談受付
- (法務省)新型コロナウイルス感染症に関連して -差別や偏見をなくしましょう-
- (厚生労働省)都道府県労働局における相談受付
- (文部科学省)児童生徒からのSNS等を活用した相談受付

民間団体による相談受付
(法テラス)https://www.houterasu.or.jp/saigaikanren/houterasu-korona.html
(セーファーインターネット協会)https://www.saferinternet.or.jp/

みんなの人権110番(全国共通人権相談ダイヤル)
- 電話番号:0570-003-110
- 受付時間:平日午前8時30分から午後5時15分まで

子どもの人権110番
- 電話番号:0120-007-110
- 受付時間:平日午前8時30分から午後5時15分まで

千葉地方法務局
- 電話番号:043-302-1320
- 受付時間:平日午前8時30分から午後5時15分まで
茂原支局
- 電話番号:0475-24-2188
- 受付時間:平日午前8時30分から午後5時15分まで