土砂災害から身を守るためのポイント
- [2021年9月1日]
- ID:714
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
8月20日に広島市で発生した大規模な土砂災害については、多くの尊い命が失われる状況となっており、この教訓から、次のことについて注意するとともに、がけにひび割れが発生したり、水が湧き出るような異常な現象が見受けられましたら、速やかな避難をお願いします。

土砂災害から身を守るためのポイント

(1)雨が降り出したら土砂災害警戒情報に注意する。
雨が降り出したら、「土砂災害警戒情報」に注意しましょう。土砂災害警戒情報は、大雨による土砂災害発生の危険度が高まったときに、市町村長が避難勧告などを発令する際の判断や住民の自主避難の参考となるよう、都道府県と気象庁が共同で発表する防災情報です。
気象庁ホームページ(別ウインドウで開く)や茂原市役所ホームページ(別ウインドウで開く)で確認できるほか、テレビやラジオの気象情報でも発表されます。
なお、大雨による電波障害や停電など、いざというときのために携帯ラジオを持っておくとよいと思います。

(2)土砂災害警戒情報が発表されたら早めに避難する。
お住まいの地域に土砂災害警戒情報が発表されたら、早めに近くの避難場所など、安全な場所に避難しましょう。また、強い雨や長雨のときなどは、防災行政無線や広報車による呼びかけにも注意をお願いします。
お年寄りや障害のある人など避難に時間がかかる人は、移動時間を考えて早めの避難を心掛けるようお願いします。
また、土砂災害の多くは建物の1階で被災しています。どうしても避難場所への避難が困難なときは、次善の策として、近くの頑丈な建物の2階以上に緊急避難するか、それも難しい場合は家の中でより安全な場所(がけから離れた部屋や2階など)に避難するようにしてください。

土砂災害の前兆現象にも注意
土砂災害には、「がけ崩れ」「地すべり」「土石流」の3つの種類があり、これらが発生するときには、多くの場合、何らかの前兆現象が現われます。下に挙げたものは主な前兆現象です。こうした前兆現象に気づいたら、周囲の人にも知らせ、いち早く安全な場所に避難することが大事です。

がけ崩れ

- 特徴
斜面の地表に近い部分が、雨水の浸透や地震等でゆるみ、突然、崩れ落ちる現象。崩れ落ちるまでの時間がごく短いため、人家の近くでは逃げ遅れも発生し、人命を奪うことが多い。 - 主な前兆現象
・がけにひび割れができる。
・小石がパラパラと落ちてくる。
・がけから水が湧き出る。
・湧き水が止まる。濁る。
・地鳴りがする。

地すべり

- 特徴
斜面の一部あるいは全部が地下水の影響と重力によってゆっくりと斜面下方に移動する現象。土塊の移動量が大きいため甚大な被害が発生する。 - 主な前兆現象
・地面にひび割れや陥没が発生する。
・がけや斜面から水が噴出す。
・井戸や沢の水が濁る。
・地鳴りや山鳴りがする。
・樹木が傾く。
・亀裂や段差が発生する。

土石流
- 特徴
山腹や川底の石、土砂が長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流される現象です。時速20~40キロメートルで一瞬のうちに人家や畑などを破壊する。 - 主な前兆現象
・山鳴りがする。
・急に川の水が濁り、流木が混ざり始める。
・腐った土の臭いがする。
・降雨が続くのに、川の水位が下がる。
・立木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえる。

土砂災害危険箇所および土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域
土砂災害危険箇所の位置図、土砂災害警戒区域および土砂災害特別警戒区域は千葉県のホームページから確認できます。

避難収容場所
災害時の避難に関するお問い合わせ先
茂原市役所総務課防災対策室
- 電話番号 0475(20)1519
- ファクス 0475(20)1602
避難所一覧
- PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。