郷土企画展 千葉県の自由民権運動
- 初版公開日:[2022年04月26日]
- [更新日:2022年4月26日]
- ID:294
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会期
平成16年1月31日(土曜日)~3月7日(日曜日)
過去の展覧会ご案内です。すべて終了しています。

内容
自由民権運動は、明治新政府に対して、主に憲法の制定・国会の開設を求めた運動です。当時日本には、国会や憲法もなく、国民の権利に関わる参政権や集会・思想・信条・出版の自由についても制限されていました。前参議板垣退助は、後藤象二郎(しょうじろう)らと共に「民撰議員設立建白書」を政府に提出して国会開設の早期実現を訴えました。これに端を発した自由民権運動は、地主層や知識人たちも加わって全国的な運動として展開しました。
千葉県でも、現芝山町出身の桜井静(しずか)の呼びかけによって、多くの同士を得て以文会(いぶんかい(現大原町)を初めとして浩鳴社(現鴨川市)・海鴎社(かいおうしゃ)(現茂原市)・温知社(現茨城県東町)等の政治結社が多く設立され、植木枝盛(えもり)や星亨(とおる)などの著名な弁士を招いて政談演説会や懇親会を活発に行いました。
本展覧会では、
・桜井静が、「国会開設懇請協議案」を全国の有志者たちに示し、千葉県の自由民権運動の先駆けとなったこと。
・県下の有志者たちがこれに答えて政治結社を設立して、政談演説会を開き県民の啓蒙に努めたこと。
・同志たちへの義捐金活動等を行い、民権家同志の結束に努めたこと。
・自己の資産を運動費に投じて民権の伸長に努めたこと。
等を、写真(風刺画等)・新聞・報道者・民権家たちの書簡等により紹介いたします。
是非皆さまの御来館をお待ちしております。

ポスター、チラシ

