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あしあと

    下水道のしくみ

    • [2015年5月1日]
    • ID:847

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    公共下水道の施設は管きょ、ポンプ場、下水処理場からなっています。また、排除方式としては雨水と汚水を一緒に排除する合流式とそれらを別々に排除する分流式があり、千代田・本町処理分区は合流式ですが、それ以外の処理分区は分流式です。したがって、分流式区域では汚水管ルートに雨水の流し込みはできません。

    下水道の仕組み

    1.排水設備とは

    排水設備は、下水が下水処理場まで旅をする出発点で、さらに台所、風呂場、洗面所、洗い場、水洗トイレなどの排水口が下水の源流箇所となります。この設備は、個人が敷地内に設けるものです。また、これらの維持管理も個人が行います。

    2.公共桝とは

    一般家庭や事業所から排出される汚水を下水道管へ排除するため、「公共汚水桝」(以下公共桝)を設置します。通常この公共桝までが茂原市の管理する下水道管です。この公共桝は汚水を流すための下水道管に接続されています。分流区域では雨水は基本的にその敷地内で地面に染み込ませるなどの処理をする必要があります。ただし、合流区域では汚水・雨水両方が流せます。
    また、下水道施設の建設には多額の建設費がかかるため、この公共桝が設置され下水道が使用できるようになると、その利益を受ける土地の所有者(受益者)にその建設費の一部を負担していただくことが一般的となっています。茂原市でもこの「受益者負担金制度」により負担金をお支払いいただくことになります。詳しくは、受益者負担金のページをご覧ください。

    3.管きょとは

    下水は、排水設備を通して下水道管に流れ込みます。管きょにはコンクリート管や塩ビ管があり、小さな管は直径25センチメートルから大きなものは240センチメートルのものもあります。これらの管きょは水道管やガス管と同じように道路の下などに埋められていて、下水を下水処理場まで運ぶ役目をしています。分流式では、汚水は下水処理場まで運ばれ、そこで処理されて浄化されます。雨水については、道路の溝または川などに直接放流されます。合流式では汚水を雨水と一緒に処理します。

    4.中継ポンプ場とは

    中継ポンプ場は、公共下水路の途中に設置されています。下水管は勾配を利用して下水を運ぶため下水管の距離が長くなると、下水管の埋設深さが深くなり、修理点検等の維持管理が困難になるため、ところどころに中継ポンプ場を設けて、下水を汲み上げ下水管の埋設深さを浅くして再び勾配によって流れるしくみになっています。詳しくは、下水道施設の紹介のページをご覧ください。

    5.下水処理場とは

    下水道管を流れてきた下水をきれいにして川や海に放流する施設が下水処理場です。下水道のいわば心臓部にあたります。茂原市で出た下水は、早野字川中島にある川中島終末下水処理場で処理されています。
    下水処理場では活性汚泥法という方法で処理されています。これは、バクテリア(好気性微生物)の働きで汚水中の物質(有機物)を分解し、きれいな水に処理して放流する方法です。
    処理場内の各施設については、水がきれいになるまでのページをご覧ください。