河川水質について
- 初版公開日:[2022年07月04日]
- 更新日:[2024年6月10日]
- ID:575
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茂原市では、定期的に市内を流れる河川の水質検査を実施しています。河川が汚れる主な原因としては、工場・事業所からの排水や家庭からの生活排水の流入があげられますが、工場・事業所からの排水については、法・条例により厳しい規制がされていますので、今日では河川を汚す一番の原因は、生活排水であるといわれています。使い古しの油や残った油などは、直接流しに流さないようにしましょう。また、使用した食器等を洗うときは、三角コーナー、水切りネットなどを利用して、生ごみの流出をできるだけ減らしましょう。
茂原市では、生活環境改善や河川などの公共用水域の水質保全のための施策として、市街地においては公共下水道事業、農村部においては農業集落排水事業を計画的に進めています。これらの地域以外では、合併処理浄化槽の転換設置を促進しています。
最近5年間の市内河川の水質検査結果(3回/年の平均)
市内河川の水質検査結果
- 令和5年度(ファイル名:R5.pdfサイズ:162.30KB)
- 令和4年度(ファイル名:R4.pdfサイズ:163.05KB)
- 令和3年度(ファイル名:R3.pdfサイズ:235.10kB)
- 令和2年度(ファイル名:R2.pdf サイズ:234.30KB)
- 令和元年度(ファイル名:R1.pdf サイズ:234.59KB)
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基準値 | |
---|---|
pH | 6.5~8.5 |
DO | 5mg/l 以上 |
BOD | 3mg/l 以下 |
SS | 25mg/l 以下 |
用語の解説
環境基準
人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準。
現在、大気汚染、水質汚濁、地下水、騒音、土壌汚染、航空機騒音及び新幹線鉄道騒音に係る環境基準が定められている。
pH(水素イオン濃度指数)
水(溶液)の酸性、アルカリ性の強さを示すもので、pH7が中性、これより小さくなるほど酸性が強くなり、大きくなるほどアルカリ性が強くなる。
DO(溶存酸素)
水中に溶けている酸素の量のことをいう。溶存量を左右するのは、水温、気圧、塩分などで、汚濁度の高い(有機物が多い)水中では酸素が多く消費されるので、水中の酸素濃度は低くなる。溶存酸素は、水の自浄作用や水中の生物にとって必要不可欠なものである。
BOD(生物化学的酸素要求量)
河川水、工場排水、下水などの汚濁の程度を示す値で、水中の汚濁物質(有機物)が微生物によって分解されるときに消費される酸素量のことをいう。この数値が高いほど、水中には汚濁物質(有機物)が多く、水質が汚濁していることを示す。
- きれい 3ppm以下
- やや汚れている 3~5ppm
- 汚れている 5~10ppm
COD(化学的酸素要求量)
BODと同様、水中の汚濁の程度を示す値で、水中の有機物などを酸化剤で酸化するとき消費される酸素の量のことをいう。この数値が高いほど水質が汚濁していることを示す。
SS(浮遊物質)
水中に浮遊している不溶性の物質のことで、一定量の水をろ紙でこし、乾燥した後の重量をいう。この数値が高いほど水質が汚濁していることを示す。
大腸菌群数
大腸菌群とは、大腸菌及び大腸菌と性質が似ている細菌のこと。土壌など自然界に由来するものもいるが、大腸菌群が存在するということは、人畜のし尿などで汚染されている可能性を示す。
Cl‐(塩化物イオン)
自然水は、通常Cl-を含有しているが、下水、海水、工場排水、し尿などの混入によって増加するので、汚染の一指標となっている。
NH4‐N(アンモニア性窒素)
アンモニア性窒素とは、水中のアンモニアやアンモニウム塩をその窒素量をもって表したものをいう。水中のアンモニア性窒素は主にし尿、工場排水などの混入に由来するもので、水の汚染を推定するための一指標となっている。