ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

あしあと

    大気汚染について

    • 初版公開日:[2023年01月09日]
    • 更新日:[2024年1月10日]
    • ID:578

    ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

    大気汚染情報

    大気環境を悪化させる要因として、工場・事業所から排出されるばい煙や自動車の排出ガスなどがあげられます。主な汚染物質として、二酸化硫黄、二酸化窒素、光化学オキシダント、一酸化炭素、浮遊粒子状物質などがあり、人の健康を保護し、維持することが望ましい基準として、環境基準が定められています。

    また近年、有害大気汚染物質のうち、特に排出または飛散を早急に抑制すべき物質として、ダイオキシン類やベンゼン等の環境基準が定められました。

    千葉県では大気環境の常時監視を行っており、測定データ等の情報を24時間提供しています。

    測定結果の直近の状況は、以下のホームページでご確認いただけます。

    「千葉県の最新大気環境情報」(外部リンク)

    「環境省大気汚染物質広域監視システム そらまめ君」(外部リンク)

    茂原市には、千葉県の一般環境大気測定局があり、二酸化窒素、光化学オキシダント、浮遊粒子状物質、微小粒子状物質(PM2.5)について測定しています。

    大気環境測定結果(一般環境大気測定局:茂原市高師)

    Adobe Reader の入手
    PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。

    光化学スモッグ

    光化学スモッグとは

    自動車や工場からの排気ガスなどに含まれる窒素酸化物(NOx)と、塗料や接着剤などに含まれている揮発性有機化合物(VOC)が、太陽からの紫外線を受 けて化学反応を起こすと 「光化学オキシダント(Ox)」という物質ができます。これが原因のひとつとなって発生する空気中の「もや」を光化学スモッグとよびます。
    気温が高く風の弱い日に発生しやすく、目がチカチカする、のどの痛みや頭痛などの症状が現れます。

    環境基準

    1時間値が0.06ppm以下

    光化学スモッグ注意報の発令について

    光化学オキシダントの1時間値が 0.12ppm以上である状態になり、かつ気象条件からみてこの状態が継続すると判断されるときに光化学スモッグ注意報が発令されます。

    現在の発令状況については、以下のホームページでご確認ください。

    光化学スモッグ注意報等発令状況(外部リンク)

    • 茂原市は「長生・夷隅地域」に属します。
    • 長生・夷隅地域内の測定地点には、「茂原高師」、「一宮東浪見」、「勝浦小羽戸」が含まれます。

    光化学スモッグ注意報等が発令されたときのお願い

    注意報等が発令されたときには、以下の対応をお願いします。

    1. 外出は控え、窓を閉めて外気を遮断するようにしてください。
    2. 屋外での激しい運動は避けてください。
    3. 不要・不急の自動車の使用は控えるようにしてください。

    微小粒子状物質(PM2.5)

    微小粒子状物質(PM2.5)とは

    大気中に気体のように長時間浮遊しているばいじん、粉じん等の微粒子のうち、粒径2.5マイクロメートル以下のものを微小粒子状物質(PM2.5)とよんでいます。

    環境基準

    • 1年平均値:15マイクログラム/立法メートル以下
    • 1日平均値:35マイクログラム/立法メートル以下

    高濃度時の注意喚起について

    一般環境大気測定局における当該日のPM2.5濃度の日平均値が70マイクログラム/立法メートルを超えると予想される場合に注意喚起を行います。
    県内を「県北部・中央地域」及び「九十九里・南房総地域」2地域に区分して注意喚起を行います。なお、茂原市は九十九里・南房総地域に属します。

    詳しくは、以下のホームページをご確認ください。

    微小粒子状物質(PM2.5)に係る注意喚起の情報提供について(外部リンク)

    注意喚起がされたときのお願い

    その日の体調にあわせ、必要に応じ以下の対応をお願いします。呼吸器系の疾患のある方や小児、高齢者はより慎重な行動を心がけてください。

    1. 不要・不急の外出は控えてください。
    2. 屋外での長時間にわたる激しい運動をできるだけ減らしてください。

    用語の解説

    環境基準

    人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準。
    現在、大気汚染、水質汚濁、地下水、騒音、土壌汚染、航空機騒音及び新幹線鉄道騒音に係る環境基準が定められている。

    ppm

    100万分の1を表す単位で、濃度を表す単位として使われる。

    pg(ピコグラム)

    1兆分の1グラムを表す単位。

    硫黄酸化物質(SOx)

    石油などの硫黄分を含んだ燃料が、燃焼して生じる汚染物質。一般的に燃焼過程で発生するのは、大部分が二酸化硫黄(亜硫酸ガス)であり、無水硫酸が若干生じる。二酸化硫黄には環境基準が定められている。硫黄酸化物は、人の呼吸器に影響を与えたり、植物を枯らしたりする。

    窒素酸化物(NOx)

    窒素酸化物は、石油や石炭などの燃料の燃焼に伴って発生し、その発生源は工場、自動車、家庭の暖房機器など、多種多様である。燃焼の過程では、一酸化窒素として排出されるが、これが徐々に大気中の酸素と結びついて二酸化窒素となる。二酸化窒素には環境基準が定められている。人の呼吸器に影響を与えるだけでなく、光化学スモッグの原因物質の一つでもある。

    光化学オキシダント(Ox)

    大気中の窒素酸化物や炭化水素などが太陽の強い紫外線により光化学反応を起こして発生する二次汚染物質で、オゾン、PAN(パーオキシアセチルナイトレイト)などの酸化力の強い物質の総称である。オキシダントは光化学スモッグの原因となり、特に日差しの強い夏季に発生しやすく、人の目やのどに刺激を与え、胸が苦しくなったり、草や木を枯らしたりする。

    一酸化炭素(CO)

    炭素を含む燃料が、不完全燃焼する際に発生する無色、無臭の気体で、自動車の排出ガスが主な発生源となっている。血液中のヘモグロビンと結びつきやすく、酸素の運搬を阻害して、頭痛やめまいなどを起こす。

    浮遊粒子状物質(SPM)

    大気中に気体のように長期間浮遊している煤塵(ばいじん)、粉塵等の微粒子のうち粒径が10マイクロメートル(1cmの1000分の1)以下のものをいう。

    ベンゼン

    ベンゼンは有毒であり、高濃度の蒸気を吸入すると急性中毒で死亡の恐れがあり、また低濃度でも長期間吸入すると貧血症状となり致命的な影響を受ける。

    トリクロロエチレン・テトラクロロエチレン

    不燃性で強力な洗浄力を持った安定性の高い洗剤として普及しており、主な用途として、金属機械部品の脱脂、羊毛・皮革・塗料・ゴム・プラスチック等の溶剤として利用されている。

    ダイオキシン類等

    ダイオキシン類は、炭素・酸素・水素・塩素が熱せられるような過程で発生してしまう副生成物で、一般にポリ塩化ジベンゾーパラージオキシン(PCDD)とポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)とコプラナーポリ塩化ビフェニル(コプラナーPCB)をまとめてダイオキシン類と呼んでいます。主な発生源は、ごみ焼却による燃焼ですが、そのほかに製鋼用電気炉、タバコの煙、自動車排出ガスなどのさまざまな発生源があります。ダイオキシン類は発ガン性があるといわれています。

    TEQ(毒性等量)

    毒性等量(TEQ)とは、ダイオキシン類の毒性の強さを表示する際に用いられる記号で、最も毒性が強い2,3,7,8-TCDD の毒性を1 として、ダイオキシン類のなかまごとの毒性の強さを換算した係数(毒性等価係数:TEF)を用いてダイオキシン類の毒性を足し合わせた値である。