ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

メニューの終端です。

あしあと

    茂原市立美術館・郷土資料館 バーチャルミュージアム 美術収蔵品展「花の絵画と工芸・芝原人形展」

    • [2021年3月11日]
    • ID:6400

    ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

    バーチャルミュージアム映像

    「花の絵画と工芸・芝原人形展」「春の優品展」会場全体を動画で紹介しています。(ナレーションなしです 約4分40秒)


    展覧会名

    美術収蔵品展 花の絵画と工芸・芝原人形展

    会期

    令和3年1月16日(土曜日)~3月14日(日曜日)

    内容

    鳰川誠一の洋画・墨彩画による花の絵画や、司工房の袋物など併せて28点と、明治時代から長南町に伝わる、千葉県伝統的工芸品(土人形)の芝原人形67点とのコラボレーション展示です。

    会場風景とご案内

    会場(第2展示室)の入り口です。

    会場(第2展示室)の入り口です。

    会場全景 ガラスケースが2面あり、工芸品と民芸品(芝原人形)を展示しています。

    会場全景 ガラスケースが2面あり、工芸品と民芸品(芝原人形)を展示しています。

    最初は、浅草にあった袋物製作の司工房の紹介す。司工房の初見閲司(つかさこうぼうの はつみえつじ1928~2008)は、母方の実家が茂原市内であったことから、晩年、茂原市にお住まいでした。大量生産品ではなく、部品の一つ一つが職人の手作りなのですが、初見氏は、袋物のデザインをプロデュースする立場で、新しいデザインに新しい部品が必要となれば、それを職人に多少無理を言ってでも依頼して、時代にマッチしたものを製作していたといいます。

    最初は、浅草にあった袋物製作の司工房の紹介す。司工房(つかさこうぼう)の初見閲司(はつみえつじ・1928~2008)は、母方の実家が茂原市内であったことから、晩年、茂原市にお住まいでした。
    大量生産品ではなく、部品の一つ一つが職人の手作りなのですが、初見氏は、袋物のデザインをプロデュースする立場で、新しいデザインに新しい部品が必要となれば、それを職人に多少無理を言ってでも依頼して、時代にマッチしたものを製作していたといいます。

    続いては、晩年を一宮町で過ごし、木葉天目を作成する技法を独自に編み出した陶芸家 保田勝久(やすだ かつひさ・1929~2007)の作品、その師匠にもあたる陶芸家 山本正年(やまもと せいねん・1912~1986)等の作品を展示しています。

    続いては、晩年を一宮町で過ごし、木葉天目を作成する技法を独自に編み出した陶芸家 保田勝久(やすだ かつひさ・1929~2007)の作品、その師匠にもあたる陶芸家 山本正年(やまもと せいねん・1912~1986)等の作品を展示しています。

    ここからは、芝原人形の展示です。芝原人形は、明治初期、浅草の今戸人形から伝承され、長南町芝原(しばはら)の、田中錦山(1844~1915)が始めたものです。二代目の田中春吾、三代目の謙次が継承の後、長南町岩撫の千葉惣次氏が四代目を継承しています。芝原人形は土人形でして、粘土の素焼きによるもので、中は空洞、小石が入っており、振るとカラカラ音がなることから、石っころびなとも呼ばれたそうです。展示では、明治時代当時に流行った「明治風俗」、「お雛様」、「招き猫や干支の動物たち」、「五月人形」そして千葉惣次氏夫人 千葉真理子氏が創作する「み太郎窯」に分類して、67点を展示しています。

    ここからは、芝原人形の展示です。
    芝原人形は、明治初期、浅草の今戸人形から伝承され、長南町芝原(しばはら)の、田中錦山(1844~1915)が始めたものです。二代目の田中春吾、三代目の謙次が継承の後、長南町岩撫の千葉惣次氏が四代目を継承しています。
    芝原人形は土人形でして、粘土の素焼きによるもので、中は空洞、小石が入っており、振るとカラカラ音がなることから、石っころびなとも呼ばれたそうです。
    展示では、明治時代当時に流行った「明治風俗」、「お雛様」、「招き猫や干支の動物たち」、「五月人形」そして千葉惣次氏夫人 千葉真理子氏が創作する「み太郎窯」に分類して、67点を展示しています。

    明治風俗 女学生や花嫁、花魁(おいらん)など当時の流行を取り入れたお人形。

    明治風俗 女学生や花嫁、花魁(おいらん)など当時の流行を取り入れたお人形。

    招き猫や動物たち 犬は狆(ちん)と呼ばれ、座っていたら坐狆(すわりちん)、首のところにきれいな飾りがあるのは、羽衣(はごろも)なのですが、これがあると羽衣狆(はごろもちん)というように呼ばれます。

    招き猫や動物たち 犬は狆(ちん)と呼ばれ、座っていたら坐狆(すわりちん)、首のところにきれいな飾りがあるのは、羽衣(はごろも)なのですが、これがあると羽衣狆(はごろもちん)というように呼ばれます。

    千葉真理子氏の創作される み太郎窯は、御殿玩具(ごてんがんぐ)や招き猫などがあり、芝原人形の伝統を守りつつも、旧来の芝原人形には無い、新しい創作です。

    千葉真理子氏の創作される み太郎窯は、御殿玩具(ごてんがんぐ)や招き猫などがあり、芝原人形の伝統を守りつつも、旧来の芝原人形には無い、新しい創作です。


    中央の大きな武将は加藤清正(かとうきよまさ)、学問の神さまである天神様などがあります。

    中央の大きな武将は加藤清正(かとうきよまさ)、学問の神さまである天神様などがあります。

    花の絵画では、茂原市出身で、日展会員として活躍する石井公男(いしい きみお・1938~)の「花菖蒲」、石井公男と同門の日本画家 加藤 智(かとう とも・1947~)の日展出品の大作「静夜」「日午」などを展示しています。

    花の絵画では、茂原市出身で、日展会員として活躍する石井公男(いしい きみお・1938~)の「花菖蒲」、石井公男と同門の日本画家 加藤 智(かとう とも・1947~)の日展出品の大作「静夜」「日午」などを展示しています。

    現在の茂原市出身の洋画家 鳰川誠一(におかわ せいいち・1897~1983)は、郷土茂原にとって重要な作家です。特に、西洋の油絵具と、東洋の墨とを併用した作品は、東洋と西洋を融合した画家として、国内外で評価されています。今回は、新収蔵の、初公開作品を含む6点の花の絵画を展示しています。

    現在の茂原市出身の洋画家 鳰川誠一(におかわ せいいち・1897~1983)は、郷土茂原にとって重要な作家です。
    特に、西洋の油絵具と、東洋の墨とを併用した作品は、東洋と西洋を融合した画家として、国内外で評価されています。今回は、新収蔵の、初公開作品を含む6点の花の絵画を展示しています。

    開館時間

    9時0分~17時0分

    観覧料

    企画展有料(料金は展覧会によって異なる・令和2年度は企画展はありません)
    収蔵品展は無料

    お問い合わせ

    茂原市役所教育委員会教育部茂原市立美術館・郷土資料館

    電話: 0475-26-2131

    ファクス: 0475-26-2132

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

    お問い合わせフォーム