空き家対策について
- 初版公開日:[2021年04月01日]
- 更新日:[2023年8月22日]
- ID:4770
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空き家問題と対策
近年、全国的に空き家が増加しています。今後も少子高齢化や人口減少により空き家が増加すると予想されます。
住んでいる方の転出や死亡などにより空き家となってしまった家屋をそのまま放置すると、倒壊、犯罪の誘発、ごみの不法投棄、景観や衛生面の悪化など、地域の生活環境に悪影響を及ぼすおそれがあり、その対策が課題となっています。
「空家等対策の推進に関する特別措置法」が平成27年5月26日に施行されました。
茂原市でも、「茂原市空家等の適切な管理に関する条例」を制定し、適切な管理が行われていない空家等に関する対策の実施等を進めています。
空き家に関連する条例等
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特定空家等に対する命令の公示について
現在、命令の措置期限が未到達の案件はありません。
空き家を所有されている方へ
空き家の適切な管理のお願い
空き家の適切な管理は、その所有者や相続人の責務です。
空き家を適切に管理していないと次のような問題が生じます。
- 建物の損壊や倒壊、敷地内の樹木等の越境など、地域の生活環境に悪影響を及ぼす。
- 空家等対策の推進に関する特別措置法第14条第2項に基づく勧告を受けた場合、固定資産税の住宅用地特例の除外の対象となる。
- 第三者に被害を与えた場合に、所有者の管理責任が問われ、損害賠償請求等の対象となる場合がある。
空き家の適切な管理のポイント
空き家の管理は次のポイントを参考に行いましょう。
- 定期的に建物・敷地の目視確認、建物の換気を行う。
- 建物の修復、樹木等の刈込みを行う。
- 大雨や強風などの後に建物・敷地の目視確認を行う。
- 周辺住民の方とコミュニケーションをとる。
相続登記のお願い
不動産の名義は、自動的に変更されることはありません。名義変更を行うまでは、不動産の名義は、相続人全員で共有している状態となっています。
不動産を売却や解体などをする際には、不動産の名義を変更する必要があります。
2代、3代と相続登記を怠っていると、手続きに多くの時間と費用がかかり、不動産の売却や解体などを行う機会を逃してしまう可能性が高くなります。
空き家の相続が発生した場合は、速やかに相続登記を行いましょう。
相続登記などの義務化
国は所有者不明土地の解消に向け、相続登記の義務化などを定めた「民法等の一部を改正する法律」が令和3年4月28日に公布しました。
この法律の施行後は、定められた期間内に相続登記を完了しない場合、10万円以下の過料が科されます。
空き家に関する相談
次のような気になっていることなどがありましたら、建築課(0475-20-1588)までお気軽にご相談ください。
- 親が介護施設等に移り、実家が空き家になっており、今後どうするか迷っている。
- 親が亡くなり、実家が空き家になっており、相続登記が終わっていない。
- 空き家の管理や解体をしたいが、どこに頼めばいいか分からない。
各専門団体への相談を希望される場合は、
千葉県:空き家対策の「関係団体における空き家に関する相談窓口」をご確認ください。
空き家の予防・利活用
空き家の予防
空き家となることを予防するために「住まいの終活」をしましょう。
エンディングノートや遺言書の作成などを行い、相続や今後の活用方法などについて考えましょう。
空き家の利活用
維持管理費や固定資産税などの負担があるため、空き家のままにしておくことは、得策とは言えない場合があります。
その場合は売却することや賃貸物件として貸すことなどを考えましょう。
また、空き家を物置として利用している場合は、貸倉庫や荷物預かりサービスを利用することも考えましょう。
茂原市空き家バンク
移住・定住の促進による地域の活性化を図るため、市内にある空き家の流通促進を目的とした制度です。
茂原市空き家バンク登録物件リフォーム補助金
茂原市空き家バンクに登録されている物件を売買、賃貸借する方にリフォーム補助金を交付する制度です。
住宅リフォーム支援制度について
茂原市空き家バンク登録物件リフォーム補助金以外にも住宅リフォームに関するさまざまな支援制度があります。
マイホーム借上げ制度
50歳以上の方のマイホームを借上げて転貸し、安定した賃料収入を保証する制度です。
一般社団法人移住・住みかえ支援機構:マイホーム借上げ制度(別ウインドウで開く)
住宅リフォーム融資制度について
茂原市では、空き家の利活用をする際に住宅金融支援機構の融資制度の活用を案内しています。
中古住宅の購入と合わせて、一定の要件を満たすリフォーム工事を実施することで、金利を引き下げることのできる制度です。
毎月利息のみの支払いで、元金は借入者が亡くなった際に、相続人が一括返済または担保物件の売却を行い返済する制度です。
千葉大学連携事業:空き家等を活用した「まちの活性化」グランドデザイン
茂原市では、令和3年6月から空き家等を活用した「まちの活性化」を目的としたグランドデザインを国立大学法人千葉大学に委託し、作成しています。
作成経過や内容についてご興味のある方は、下記のリンクからご覧ください。
また、この委託成果の展示会を下記のとおり開催中です。
- 期間:令和4年7月6日から令和4年8月23日
- 場所:茂原市立美術館 茂原市高師1345ー1(茂原公園内)
令和4年度以降はこのグランドデザインを基に空き家等の利活用を推進していきます。
また、成果内容の説明はYouTubeにて配信中です。
成果物
近隣の空き家でお困りの方へ
樹木等の繁茂や建物の損傷などによって地域の生活環境に悪影響を及ぼしている空き家があり、所有者等の連絡先がわからない場合などは建築課(0475-20-1588)へご相談ください。
現地状態や所有者等の調査を行い、所有者等へ情報提供や助言などを行います。
空き家情報冊子の発行について
茂原市では、空き家対策に関する制度・情報について、所有者等の皆さんに分かりやすく伝えるために、株式会社ホープと協定を結び、「茂原市空き家情報冊子」を官民協働で発行しました。
広告掲載のお問い合わせ先
電話:092-716-1401 E-mail:info@zaigenkakuho.com
被相続人居住用家屋等確認書の発行について
被相続人居住用家屋等確認書は、空き家の譲渡所得の3,000万円特別控除を受けるために必要なものです。
茂原市空家等対策協議会について
茂原市では、令和元年度から茂原市空家等対策協議会を設置し、空家等対策計画の作成・変更の審議や特定空家等に対する措置についての審議を行っています。
茂原市空家等対策計画について
茂原市では、空家等対策を総合的かつ計画的に推進するため、茂原市空家等対策協議会の委員の方々の意見などを取り入れ、茂原市空家等対策計画を令和元年度に策定しました。
本計画では、「安心を与え、貰える住環境の実現」という目標を掲げ、「予防・抑制」・「利用・活用」・「解消・除却」の3つの基本方針に基づき、空き家の対策を実施することを定めています。
茂原市空家等対策計画
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