ペダル踏み間違い
- [2021年12月7日]
- ID:6897
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ペダル踏み間違い事故とは?
ペダルの踏み間違い事故は渋滞中や、駐車場等で誤ってアクセルを踏み込み、前方の車や工作物へ衝突するような事故です。ペダル踏み間違い事故は高齢者が中心とも限りませんが、死亡事故を見ると加齢とともに多くなり、70歳以上がその多くを占めています。また、高齢者の踏み間違い事故は重大事故につながる危険性が高いことがうかがえます。

ペダル踏み間違い事故はなぜ発生するのか?
踏み間違いが発生する原因を見ると、「慌てて、パニック」「高齢」「乗り慣れない車」といった要因があるようです。
想定外の危険を感じた時に、慌てたりパニックになると正しいペダル操作ができずに踏み間違いが起こると思われます。
また、自分ではブレーキを踏んでいると思いこんでいるので、さらにアクセルを踏み込んで重大事故につながると考えられています。

ペダル踏み間違いを防ぐには

正しい運転姿勢で運転することを心がける
意識的に正しい姿勢を心がけることで、アクセルとブレーキのペダルの位置づれを最小限に抑えましょう。

運転に集中する
運転中の突然の着信は注意力の低下につながります。
運転をする時は携帯電話の電源を切ったり、着信音が鳴らないようにすることも大事です。

自分のつま先がどちらのペダルにかかっているか意識する
アクセルからブレーキへのペダル操作のときは、かかとを床から離してアクセルペダルからブレーキペダルへ踏みかえる習慣を付けましょう。

渋滞中は常にブレーキペダルの上に足を置きゆっくり進む
渋滞中は、進んだり止まったりの繰り返しで運転操作から注意が逸れやすくなります。渋滞中は、足をブレーキペダルの上に置き、※クリープ現象を利用してゆっくりと進みましょう。
アクセルは前の車との間隔が空いて、加速する時に移動すると良いでしょう。

※「クリープ現象」とは
「クリープ現象」とは、オートマチック車でエンジンがアイドリング状態にあり、ギアがパーキング・ニュートラル以外のとき、アクセルを踏んでいなくても、ブレーキから足を離すと車両が動く現象のことを言います。

駐車するときは目視でシフトレバーの確認をする
駐車スペースに車を停める時は、シフトレバーの確認や前後左右の安全確認など運転操作が複雑になります。想定外の間違えでパニックにならないために、車を一旦停止させてから、目視でギアの位置を確認しましょう。

駐車するときはブレーキペダルに足を乗せたままゆっくりと駐車する
渋滞の時と同様に、足はブレーキペダルの上に置いたまま、クリープ現象を利用してゆっくりと車を動かしましょう。