茂原市の農業のあらまし
- [2021年9月10日]
- ID:125
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茂原市の農業のあらまし
千葉県のほぼ中央部にあたり、都心から70キロメートル圏内に位置する茂原市は、交通・輸送の面においても条件的に恵まれており、現在、人口約8万8千人を擁する外房地域の産業・文化・経済の中核都市として発展を遂げています。
地形は概ね平坦で、東西11.7キロメートル、南北13.1キロメートル、総面積は99.92㎢です。
市内中央は市街地となっていますが、年平均気温15℃の温暖な気候と、肥沃な土壌からなる自然環境を生かし、周辺地域には古くから稲作を中心とする農業集落が形成され生活が営まれてきました。
なかでも東部は、一宮川・南白亀川に囲まれた平坦な沖積地帯が、水利に恵まれた水田地帯を形成。南部では、鶴枝川・一宮川流域の沖積地帯と台地にはさまれた、良質米を産出する水田地帯となっています。
経営耕地面積は1,819haで、その内81%の1,468haが水田、19%の344haが畑(果樹園を含む)にあたり、1戸当たりの平均耕地面積は1.5haと小規模経営です(世界農林業センサス、農業基本調査による)。
近年においては、都市化・農地の潰廃・後継者不足が進むなか、農家数も年々減少の傾向にありますが、その一方で、地域の担い手農家・認定農業者により耕地の利用集積が行われるなど、積極的に農業に取り組む姿も見受けられます。