地球温暖化とは
- [2022年1月5日]
- ID:6931
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地球温暖化のしくみ
地球の気温は地球の周囲を覆っている大気によって、昼夜間や季節間の大きな気温の変化が緩和され、生物が生息できる状態に保たれています。これは、太陽光線によって暖められた熱(赤外線)が、大気中の二酸化炭素などに吸収され、熱を地球の外に逃げにくくしている「温室効果」によるためです。このような働きをする気体は「温室効果ガス」と呼ばれ、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素などがあげられます。 現在、わたしたち人類の社会活動によって二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量が増え、大気中の濃度が増加しています。このため、地表付近の気温が急速に上昇しています。これが「地球温暖化」と呼ばれる現象です。
出典)温室効果ガスインベントリオフィス
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(別ウインドウで開く)より
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(別ウインドウで開く)より
平均気温の上昇
日本の年平均気温は、100年あたり1.26℃の割合で上昇しています。
IPCC第6次評価報告書によると、1850~2020年の傾向で世界平均気温は1.09℃上昇していて、このままでは2100年の平均気温は、最大5.7℃上昇する(SSP5-8.5シナリオ)とされております。
出典)温室効果ガスインベントリオフィス
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(別ウインドウで開く)より
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(別ウインドウで開く)より
温室効果ガス排出量
- 世界の二酸化炭素の排出割合と一人当たりの排出量の比較では、どちらも上位5か国に含まれています。
二酸化炭素排出量は上位5か国で世界全体の約6割を占めています。
先進国の一人当たりの排出量は途上国を大幅に上回っています。途上国では、現在の一人当たりの排出量は少ないものの、経済発展の進行で急速に増加しつつあります。 - 一世帯あたりの二酸化炭素排出量は約3,971kgで、照明・家電製品、自動車で全体の半分以上を占めています。
出典)温室効果ガスインベントリオフィス
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(別ウインドウで開く)より
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(別ウインドウで開く)より
家庭でできる地球温暖化対策
地球温暖化を進めている温室効果ガスは、わたしたちの日常生活からも排出されています。家庭からは主に二酸化炭素(CO2)の形で排出されています。
ここでは、日常生活でできる取組の一例と年間の削減量、節約額の目安を紹介します(引用:環境省「身近な地球温暖化対策」)。
わたしたちにできる身近なことから、CO2の排出を減らしていきましょう。
夏は冷房の設定温度を1℃高く、冬は暖房の設定温度を1℃低くする
【年間CO2削減量】約33キログラム 【年間節約額】約1,800円
カーテンを上手に利用したり、クールビズやウォームビズを取り入れ冷暖房の設定温度を工夫しましょう。
週二日往復8キロメートルの車の運転をやめる
【年間CO2削減量】約184キログラム 【年間節約額】約9,200円
通勤や買物の際には、自転車や公共交通機関を利用しましょう。
通勤や買物の際には、自転車や公共交通機関を利用しましょう。
一日5分間のアイドリングストップを行う
【年間CO2削減量】約39キログラム 【年間節約額】約1,900円
駐車や長時間停車するときは、エンジンを切りましょう!大気汚染物質の排出削減にも貢献。
駐車や長時間停車するときは、エンジンを切りましょう!大気汚染物質の排出削減にも貢献。
不要な家電製品は主電源を切って待機電力を50%削減する
【年間CO2削減量】約60キログラム 【年間節約額】約3,400円
長時間使わない時は、コンセントを抜いたり、主電源を切りましょう。家電製品の買換えの際には、待機電力の少ないものを選びましょう。
長時間使わない時は、コンセントを抜いたり、主電源を切りましょう。家電製品の買換えの際には、待機電力の少ないものを選びましょう。
シャワーを一日1分家族全員が短縮する
【年間CO2削減量】約69キログラム 【年間節約額】約7,100円
身体を洗っている間、お湯を出しっぱなしにしないようにしましょう。
身体を洗っている間、お湯を出しっぱなしにしないようにしましょう。
家族が同じ部屋で団らんし、暖房と照明の利用を2割減らす
【年間CO2削減量】約238キログラム 【年間節約額】約10,400円
家族が別々の部屋で過ごすと、冷暖房や照明がもったいない。リビングなどで皆で団らんしましょう。
家族が別々の部屋で過ごすと、冷暖房や照明がもったいない。リビングなどで皆で団らんしましょう。
一日1時間テレビを見る時間を短縮する
【年間CO2削減量】約14キログラム 【年間節約額】約800円
見たい番組を選んで見るようにしましょう。つけっぱなしはやめましょう。
マイバック(買い物袋)を持ち歩いたり、省包装の野菜を選ぶ
【年間CO2削減量】約58キログラム 【焼却ごみ減量・資源節約】
マイバックを持ち歩き、不要なレジ袋を減らしましょう。
マイバックを持ち歩き、不要なレジ袋を減らしましょう。