まちづくり条例検討の経緯
[2016年1月18日]
[2016年1月18日]
市民の皆さんの相互間はもとより、市民と行政、さらには企業等との役割分担の中で、「住んで良かったと思えるまち茂原」を実現するために、行政や議会のしくみ、「協働」や「市民参画」など、まちづくりに関する基礎知識について学び合いの中で習得し、実践に移すことを目的として、「共生と共創のまちづくり もばら市民塾」を開催しました。
もばら市民塾の様子
【参考】共生と共創のまちづくり もばら市民塾
まちづくりの基本的な原則やルールを明らかにする「自治基本条例」について検討する(仮称)「自治基本条例を考える市民の会」の委員を公募するため、市内各地域において説明会を行いました。
【参考】自治基本条例を考える市民の会議 地域説明会
千葉大学法経学部准教授の関谷昇氏を講師に迎え、市民参加と協働をテーマに、講演と学び合いを通じて、今後のまちづくりについて考える公開講座を開催しました。
【参考】公開講座 市民参加と自治体づくり
まちづくりの理念や基本的ルールを定めた「自治基本条例」について検討するため、「自治基本条例を考える市民の会」を設置し、自治基本条例に盛り込むべき基本的な考え方を検討し、提言書として取りまとめました。
くわしい経緯については、「自治基本条例を考える市民の会」のページをご覧ください。
自治基本条例を考える市民の会の会議の様子
【参考】(仮称)自治基本条例を考える市民の会募集
自治基本条例を考える市民の会では、第58回茂原七夕まつりにおいて、皆さんのまちづくりに対する願いを寄せていただくため、願い事短冊を募集しました。
【参考】茂原七夕まつり願い事短冊募集
まちづくり市民団体訪問の様子
【参考】まちづくり市民団体訪問
市の若手職員と市民の会委員の対話の様子
平成24年12月20日、市の若手職員を中心とした「セルフマネジメント研修」に市民の会委員3名が参加しました。
この研修は時間的制約等により日常業務に埋没している現状を客観的に見直し、常にセルフマネジメントの意識を持った職員を育成することを目的として、係長級以下を対象に通年で開催されているもので、この日は10名の職員が参加。
職員側から研修の趣旨や現在の進ちょく状況についての話があった後、市民の会委員との質疑応答形式による対話が行われました。
【主な対話】(委)…市民の会委員、(職)…市の若手職員
(職)まちづくりに積極的な市民はまだ少ないのでは。自らが動くということが浸透していない。参画していただくためにはどうしたらよいか。
(委)市民団体側でも、立ち上げにかかわった人と一般の会員では考え方に格差がある。団体としてまちづくりに参画しているつもりでも、一般会員はそうは思っていないかもしれない。そもそも、そのような活動団体があることすら知らないかもしれない。情報交換の機会がないことが大きな問題。今まではルールがなかった。自治基本条例ができて変わっていくことを期待している。
(職)若い世代の市民に参画してもらうにはどうしたらよいか。
(委)アンケートをとって、市民が何に困っているのかを聞いてみてはどうか。市民が声を出せる場、それを拾う場が必要。平成20年に実施された市民アンケートでも、「ちょっとしたことであれば私でも手伝える」という個人の声が寄せられている。それを広げていく努力が必要。
(職)市民団体側で最もネックになっているものは何か。
(委)ルールがないこと。ルールがあれば対等に言える。市と接触できる。
(職)高齢者がいきいきと活動するためには何が必要か。
(委)生産年齢人口(15~64歳)が減少し、誰かが何かをしなければ成り立たなくなる時代が来ている。それを仕向けるのはだれか。自治会などの地域の組織も重要。どう充実させていくか。市民と行政が協働できる場が必要。
(委)「人のお世話にはなりたくない」けど、「人様のお役に立ちたい」と考える人は多い。そういう気持ちが生きる仕組み、拾うことのできる仕組みが必要。
(委)職員の皆さんにはどんどん動いてもらいたい。「失敗したらどうするんだ」という声を説得してもらいたい。まずは自分でやってみること。まちの中をよく見ること。車や自転車ではなく、徒歩で歩けばよく見えるかもしれない。縦割り行政に横串を通してもらいたい。
自治基本条例を考える市民の会委員と市民の皆さんが対話することにより、自治基本条例に関する基本的な考え方(提言書)に反映させることを目的として、「自治基本条例を考える市民フォーラム~まちづくりワールドカフェ~」を開催しました。
市民フォーラムで基調講演する関谷昇准教授
【参考】自治基本条例を考える市民フォーラム
市民と行政のそれぞれの特性や発想・手法を生かし、地域の課題、住民ニーズ及び事業の必要性を的確に把握して、市民と行政のそれぞれの役割、責任等が明確な協働事業を市民側が提案し、企画立案から実施・振り返りまでを協働で行う「協働事業提案制度」の導入に向けて、先進的・先駆的な取り組みを「協働提案パイロット事業」と位置づけ、その実践を踏まえた調査研究に取り組みました。
茂原まるまるマルシェ事業の様子
【参考】保護者対象 まちづくりに関するアンケート
田中市長に提言書を提出する市民の会委員
【参考】茂原市まちづくり条例に関する基本的な考え方(提言書)
市民参加とは?協働のまちづくりとは?マルシェの事例を通して、いっしょに考える講座として、「もばら市民塾2013単科講座」を開催しました。
市民塾2013単科講座の様子
【参考】もばら市民塾2013単科講座
「茂原市自治基本条例を考える市民の会」から提出された「茂原市まちづくり条例についての基本的な考え方(提言書)」を基に、条例案についての検討を行う「茂原市まちづくり条例策定協議会」を設置しました。
くわしい経緯は、茂原市まちづくり条例策定協議会のページをご覧ください。
まちづくり条例策定協議会の様子
田中市長に答申書を手渡す関谷会長(写真左)
【参考】答申書(まちづくり条例素案)
茂原市では、「市民参加のまちづくり」を進めるため、まちづくりの基本的なルールを定めた「茂原市まちづくり条例」の策定にあたって、広く市民の皆さんからご意見をいただき、条例案の策定に反映させるため、パブリックコメント手続を実施しました。
くわしくは、「まちづくり条例(素案)パブリックコメント手続のページ」をご覧ください。
第1部 関谷昇准教授による基調講演
第2部 市民、市及び議会の代表者によるパネルディスカッション
茂原市では、まちづくりの担い手である市民等、市及び議会が共有する基本的なルールである「茂原市まちづくり条例」を制定しました。
これを記念して、千葉大学法政経学部准教授の関谷昇氏を講師に迎え、基調講演とパネルディスカッションを通じて、市民一人ひとりのより良い暮らしにつながる今後のまちづくりについて考えるフォーラムを開催しました。
本事業は、まちづくり茂原市民ネットと茂原市の協働事業として実施しました。
くわしくは、「茂原市まちづくり条例制定記念フォーラム」のページをご覧ください。
開庁時間:8時30分~17時15分(土曜、日曜、祝日、年末年始12月29日~1月3日は除く)