BCG(子どもの予防接種)
- 初版公開日:[2018年04月01日]
- 更新日:[2024年4月1日]
- ID:4577
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BCG
BCGとは牛型結核菌を弱めた生ワクチンで、結核予防に効果があります。日本でも毎年新たな感染者が発生しているため、大人から子どもへ感染することも少なくありません。
生まれたばかりの赤ちゃんは、結核に対する抵抗力をお母さんからもらうことができません。感染すると全身性の結核症にかかったり、結核性骨髄炎になることもあり、重い後遺症を残す可能性があります。

対象者
1歳未満の者

接種スケジュール

標準的な接種期間
生後5か月から生後8か月未満

接種方法
1回接種
管針法といってスタンプ方式で上腕2か所に押し付けて接種します。

接種後経過について

接種後の正常な様子
接種後10日ごろに接種部位に赤いポツポツができ一部にうみをもつこともあります。約4週間ごろに最も強くなり、その後はかさぶたができて接種後3ヵ月までには治ります。これは異常反応ではなく、抵抗力(免疫)がついた証拠です。自然に治りますので、接種部位は乾燥させて、清潔を保ってください。ただし、接種後3ヵ月を過ぎても接種のあとがジクジクしているようなときは医師に相談してください。
BCG接種後の正常な経過

副反応について
接種をした側のわきの下のリンパ節がまれに晴れることがあります。通常そのまま様子を見てかまいませんが、特に腫れが悪化するようでしたら医師に相談してください。

コッホ現象について
お子様が接種前に結核菌に感染している場合は、接種後10日以内に、コッホ現象が起こることがあります。接種後10日以内に接種局所の発赤、腫れ、化膿が発現し、2週間から4週間後に消炎、瘢痕化し、治癒します。通常の副反応における接種局所の様相は10日後ですが、コッホ現象は10日以内と発現時期が早く、消失する時期も早いのが特徴です。
コッホ現象と思われる反応が見られた場合にはすみやかに茂原市健康管理課に相談のうえ医療機関を受診してください。
コッホ現象参考資料