日本脳炎について (子どもの予防接種)
- [2020年4月1日]
- ID:4579
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日本脳炎
日本脳炎ウイルスの感染によっておこる中枢神経の疾患です。ウイルスは豚等の動物の体内で増え、その動物をさした蚊がヒトをさすことによって、感染します。感染しても症状が現れずに経過する場合がほとんどですが、症状が出る場合には6~16日間の潜伏期間のあと、数日間の高熱、頭痛、嘔吐等を発病し、引き続き急激に光への過敏症や意識障害、けいれん等の脳の障害がおこります。脳症を発症した場合には20~40%の人が亡くなってしまう病気とされています。
ヒトからヒトへの感染はありません。最近では高齢者を中心に患者を中心に患者が発生していますが、平成27年には10か月児が千葉県から報告されています。

接種スケジュール
合計4回接種
特例対象者(平成7年4月2日~平成19年4月1日生まれ)の方は接種時期が異なります。
詳しくは下記の「特例対象者について」をご確認ください。

第1期 生後6か月(標準的には3歳)から7歳6か月になる前日までに接種
3回接種
初回接種:6日以上(標準的には28日まで)の間隔で2回接種
追加接種:初回接種後6か月以上、(標準的にはおおむね1年)の間隔をおいて1回接種

第2期
1回接種
9歳以上13歳未満で1回接種

特例対象者について【特例3条】(旧:特例5条)
合計4回接種
特例対象者に該当となる方は、平成7年4月2日~平成19年4月1日までに生まれた方で、 4回接種のうち不足が生じている方です。
※特例3条の対象となる方は、20歳になる日の前日まで接種することができます。

第1期
3回接種
初回接種:6日以上(標準的には28日まで)の間隔で2回接種
追加接種:初回接種後6か月以上、(標準的にはおおむね1年)の間隔をおいて1回接種

第2期
1回接種
9歳以上で、第1期(3回目)の終了後、6日以上の間隔をおけば実施できます。しかし、十分な免疫獲得のためには、おおむね5年の間隔をおいて接種することが望ましいとされています。 ただし、1回目と2回目の間隔が5年以上空いている場合は、3回目と4回目はおおむね1年の間隔をおいて接種することが望ましいとされています。

特例対象者について【特例2条】(旧:特例4条)
該当となる方は、平成19年4月2日~平成21年10月1日までに生まれた方で、 第1期(3回)の不足分が生じている方です。
※特例2条の対象となる方は、9歳~13歳になる日の前日まで接種することができます。