水痘(水ぼうそう)について (子どもの予防接種)
- 初版公開日:[2018年04月01日]
- 更新日:[2024年4月1日]
- ID:4580
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

水痘(水ぼうそう)
水痘(水ぼうそう)は、ウイルスの直接接触、飛沫感染、空気感染によって起こる病気で、最も伝染力の強い感染症のひとつです。潜伏期間(通常10~21日)を経て、発熱とともに小さな赤い発疹ができ、頭髪部を含め、全身に広がります。強いかゆみも伴います。赤い発疹が、水ぶくれ、黒いかさぶたになり、治癒します。合併症としてはまれに脳炎や肺炎、皮膚の重い細菌感染症等があります。妊婦が妊娠早期にかかると、先天性水痘症候群、分娩直前・直後では新生児に先天性水痘のおそれがあります。
ひとたび感染すると一生、体の中に潜伏感染し、加齢や免疫抑制状態が起こると帯状疱疹を発症します。

対象者
1歳から3歳未満の者(水痘にかかったことがある方は、定期接種の対象外)

接種スケジュール
合計2回接種
※輸血またはガンマグロブリン製剤の投与を受けたことがあるお子さんの接種時期についてはかかりつけ医と相談してください。

初回接種
1回接種:標準として、1歳から1歳3か月になる前日までに接種

追加接種
1回接種:初回接種後、3か月以上(標準的には6か月から12か月に至るまで)の間隔をおいて1回接種

副反応について
接種直後から翌日にかけてまれに過敏反応(発疹、じんましん、皮膚の赤み、かゆみ、発熱等)が現れることがあります。また、これまでの水痘ワクチンの副反応のデータからアナフィラキシー様反応、急性血小板減少性紫斑病などの副反応がまれに生じることがあります。ワクチン接種者の約20%は後に水痘(水ぼうそう)にかかることがありますが、もしかかったとしても軽くすむとされています。