安心安全地図情報共有システム基本計画を策定しました。
- [2023年10月3日]
- ID:3246
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茂原市安心安全地図情報共有システム基本計画について
茂原市では、業務の効率化及び住民サービスの向上を目的として安心安全地図情報共有システム(仮称)を構築することを考えております。今回、このシステム構築のために、茂原市安心安全地図情報共有システム基本計画を策定いたしました。

背景
茂原市では、一部の行政事務で既にGIS(Geographic Information System:地理情報システム)が導入され、業務支援に利用されておりますが、次のような問題を抱えています。
- 異なるGISを利用している部署間でのデータ連携が十分に行われず、部門横断的な情報共有が効果的に行われていないこと。
- 複数のGISを平行運用することにより、背景となる基盤地図(住宅地図など)の調達や、システム維持管理費用などの重複投資が発生していること。
- 日常的に地図を利用しているにもかかわらず、初期導入経費や運用経費などの理由でGISの導入や地図データの整備が進んでいない業務が多いこと。
茂原市の行政事務において地図情報をより効果的に利用するためには、部門横断的な情報共有を推進し、且つ個別の業務ごとに導入されているGISの統廃合を行うことで、データ整備やシステム維持管理にかかる費用の最適化を図ることが必要です。
他方、高速インターネット環境やスマートフォン等の普及により、市民が簡単にインターネット上で地図情報を利用できる状況となっており、地方自治体に対する「インターネットによる地図情報公開」の要望が高まっています。
更に、インターネットを利用した地図は、地方自治体からの情報提供だけではなく、市民協働のためのツールとしても期待されています。
今回、作成した基本計画書では上記の背景を踏まえ、庁内での情報共有や費用最適化だけではなく、市民への情報提供や、市民協働の支援も視野に入れ、現状分析や基本方針、導入計画の策定を行いました。

安心安全地図情報共有システム導入の目的
安心安全地図情報共有システムにおいてGISを整備することにより、地理情報を基盤とした業務効率化、市民サービスの向上、及び本市と市民との間における情報の共有が促進されることを導入・運用の目的としています。本システムにより期待される改善効果等は以下の通りです。
- 現在担当課ごとに整備されている地理情報を一元的に管理することで庁内における有効利用を促進するとともに、データ整備やシステム維持管理にかかる費用の最適化を図る。
- 茂原市が保有する地図情報や行政情報を市民向けに公開することにより、平常時、及び災害時に安心安全に関する地図情報の共有を図る。特に、災害時においては、市民と行政との間で、迅速かつ円滑な情報共有が強く求められるため、GISを課題解決のための有効な手段として利用する。
- 茂原市がこれまで蓄積、整備してきた成果、またはこれから創出しようとする地図や統計情報など保有するビッグデータを、個人情報を除きオープンデータとして広く公開し、営利・非営利を問わず加工も含めた二次的利用を可能とすることで、官民協働による課題解決や生活利便性を高めるサービス提供に利活用され、防災能力の向上、地域経済の活性化等を図る。

茂原市安心安全地図情報共有システム基本計画書

茂原市安心安全地図情報共有システム基本計画書
システム要望事項一覧
地図情報 部門別利用要望一覧
データ整備対象検討結果一覧表
茂原市安心安全地図情報共有システム基本計画書(概要版)
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