【注意情報】こんなはずじゃなかったのに!格安スマホのトラブル
- [2021年10月15日]
- ID:6822
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格安スマホの利用方法やサポート内容に注意
近年、いわゆる「格安スマホ」等の携帯電話を利用する消費者が増えていますが、利用方法やサービス内容が認識と違っていたというトラブルが多くみられます。

相談事例
【事例1】
従来の携帯電話から格安スマホに乗り換えようと家電量販店へ行った。「使い方が全く分からない」と伝えると、「いつでも教えますよ」と言われたので契約した。後日、教わりに行くと、格安スマホ会社の店舗に行くように言われた。格安スマホ会社の店舗に行ったが、簡単な操作を教えてもらえただけで、十分なサポートを受けられなかった。
【事例2】
格安スマホに興味を持ち、電話で問い合わせたところ、「SIMカードを入れ替えるだけで使える。通信の質は変わらず利用料金が安くなる。通話は1回10分以内なら無料」と説明されたので、インターネットで申し込んだ。今までの携帯電話と同じように使っていたところ、高額な利用料金を請求されたので格安スマホ会社のウェブサイトで明細を確認すると、2カ月間の通話料が27,000円だった。契約書をよく読むと、「無料で通話するためには特定のアプリを使用しなければならない」と記載されていた。

◎その他、以下のような相談もみられます
・修理期間中の代替機の貸し出しサービスがなく、スマートフォンが1カ月間利用できない
・格安スマホ会社にMNPで乗り換えようとしたところ、インターネットでの契約手続きに時間がかかり、携帯電話会社の解約金がかからない期間を過ぎてしまった
・中古のスマートフォンをインターネット通販で購入したが、SIMロックがかかっており、格安スマホ会社のSIMカードで通話できなかった

消費生活センターより
●格安スマホ会社では比較的安価な料金でサービスが提供される一方、今まで契約していた携帯電話会社と同等のサービスが受けられるとは限りません。自分の現在の利用状況を把握した上で、ホームページやパンフレット等で格安スマホ会社が提供しているサービスを確認しましょう。
●格安スマホ会社は実店舗を持たないことが多く、問い合わせ方法が電話やメール、ウェブサイト上の問い合わせフォームやチャットなどに限られている場合があります。また、実店舗があっても、スマホに慣れていない利用者向けの対面サポートを行っていない場合もあります。契約前にサポート内容や問い合わせ方法を確認しましょう。
●一定時間内であれば無料で通話ができる定額制の通話オプションサービスでは、格安スマホ会社独自のアプリを用いたり、電話番号の前に特定の番号を入力するなど、通話方法が指定されていることがあるので注意しましょう。
●格安スマホの回線を利用するための手続きと、利用開始日を確認しましょう。
●中古端末を購入する場合、「ネットワーク利用制限」対象の端末ではないか確認しましょう。