古典美の探求者 林功 日本画展 ―新収蔵 横の会展出品の大作15点を中心に辿る軌跡ー
- 初版公開日:[2022年04月26日]
- [更新日:2022年4月26日]
- ID:160
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会期
平成26年1月18日(土曜日)~5月26日(月曜日)・・・新収蔵の林功作品15点を展示
※平成26年2月18日(火曜日)~4月20日(日曜日)・・・会場を拡大し、元々当館蔵の林功作品10点を追加展示
過去の展覧会ご案内です。すべて終了しています。

内容
現代日本画壇の俊英作家として名高い茂原ゆかりの日本画家 林功(はやし いさお 1946~2000)の代表作15点、その他作家の作品8点の合計23点が、平成25年6月24日、西洋フード・コンパスグループ株式会社(東京都豊島区東池袋 代表取締役社長 幸島武(こうじま たけし)氏)から寄贈されました。
同社は、主に社員食堂や医療施設等の食堂運営を手掛けるフードサービス企業で、林功作品の一大コレクターでありました。この程、社会貢献事業として、林功の故郷である茂原市の当館への寄贈が決まりました。
林功は日本美術院を中心に「横の会(よこのかい)展」、「目・それぞれのかたち日本画展」等、精力的に作品発表する傍ら、愛知県立芸術大学で教鞭をとり、文化庁模写事業を手掛けました。
「横の会」(昭和59年から10年間にわたり10回開催)は、日本画壇の所属団体を越え戦後世代の作家により結成された会で、10年間に林功が横の会に出品した全27点のうちの15点が寄贈作品で、100号から150号の大作です。
その他作家の作品は、同社の手掛けたレストラン等に展示していたもので、太平洋美術会会長を務めた洋画家の高橋虎之助(たかはし とらのすけ 1890~1984)、立軌会(りっきかい)創立会員の洋画家 飯島一次(いいじま かずつぐ1909~1998)らの作品です。
本展覧会では、林功の15点と、その他作家の作品5点の計20点を4ヶ月間の長期にわたり展示し、殊に林功の作品コレクションとしては国内有数を誇ることとなった、当館の新しい目玉となる作品群を紹介します。
また、2月18日(火曜日)~4月20日(日曜日)は、会場を拡大し、今回寄贈を受けた、文化功労者で洋画家の堂本尚郎(どうもとひさお1928~)の大作「宇宙 COSMOS」のほか、もともと当館蔵であった10点の林功作品を展示し、当館収蔵の林功作品全25点を一堂に展示します。
なお、新潟市新津美術館にて 日本画の現在 20年後の「横の会」展(平成25年8月3日~10月14日)が開催され、林功のほか、横の会作家の近作等が展示されました。

ポスター、チラシ



物販

林功作品集(1冊500円)、ポストカード(1枚90円・11種セット700円)で受付にて販売中です

学芸員による作品鑑賞会
林功の作品、横の会での活動等について、鑑賞のポイントを交えながら紹介。
- 日時
平成26年2月23日(日曜日)、3月21日(祝日・金曜日)、4月13日(日曜日)
いずれも13時30分~14時15分・申込み不要・無料です。(終了しました) - 場所
展覧会会場にて - 解説
当館学芸員 舛田隆満

TV放送のご案内
林功 日本画展が、NHK日曜美術館番組最後のアートシーンのコーナーで紹介されました。
NHK Eテレ
(本放送)3月9日(日曜日)9時45分頃から(番組本編は9時0分~9時45分)
(再放送) 同日 20時45分頃から(番組本編は20時0分~20時45分)
※番組本編は別内容の番組です。アートシーンは、各地の展覧会情報の紹介コーナーです。
※再放送日を当初3月16日と告知しておりましたが、誤りですので、お詫び致します。正しい情報に修正しております。