美術企画展 日本画家 石川 響展
- 初版公開日:[2022年04月26日]
- [更新日:2022年4月26日]
- ID:211
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会期
平成17年9月14日(水曜日)~10月23日(日曜日)
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内容
日本画家 石川響(いしかわ きょう)(1921~2000)は、茂原市に隣接する長柄町の出身で、東京美術学校(現東京芸術大学)を卒業し、加藤栄三に師事。日展評議員を務め、長年にわたり、インド・東南アジア・韓国・中国の仏教遺跡や宗教文化の源流を訪ね取材した風景や、釈尊のたどった旅路をテーマとした作品を数多く生み出しました。小湊誕生寺の本師殿壁画制作も手掛け、平成10年第30回日展にて「夕山河」で内閣総理大臣賞を受賞しました。
また郷土にとっては、かつて地域の教育機関で教鞭をとった、日本画界での重鎮たる画家として、誇るべき存在でありました。
本企画展では、日展出品作多数を中心として、六曲一双(180cm×700cm)の「散華菩提樹(ブッダガヤー)」、素描などにより初期から晩年に至る作品を網羅します。素朴でやさしい心や、命への敬虔(けいけん)な思いが感ぜられてくるかのような作品の魅力に迫るとともに、作者の創作活動の軌跡を展望します。多くの皆さんの御来館をお待ちしております。