郷土資料館収蔵品案内【茂原市立美術館・郷土資料館】
- [2020年3月5日]
- ID:302
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主な収蔵品

国府関遺跡出土の琴板、赤塗木剣(あかぬりもっけん)、きぬがさ、農工具などの木製品
国府関遺跡(こうせきいせき)は、茂原市の中心部より5キロほど北西によった、豊田川の支流に面した標高17m前後の微高地(びこうち)にあります。
昭和63年から平成2年まで、県営ほ場整備事業に伴い発掘調査が行なわれ、その結果、川の跡から、弥生時代(やよいじだい)終末から古墳時代(こふんじだい)初頭にかけての建築材を含む多量の木製品が出土しました。これらの内、主要な94点は、県指定文化財になっています。

きぬがさの笠骨

ロクロ引きの漆器

琴板

赤塗木剣

農耕具を中心とした民具資料

唐鍬(からくわ)

大足(おおあし) 大型の田下駄

足踏み水車

鉄道の車両「人車(じんしゃ)」、海防のための「大砲」、「古文書」など
明治42年から大正末期まで 茂原~長南間を人力で走っていた、昔の鉄道車両「人車(じんしゃ)」、
外国船の渡来に備え、江戸時代後半、天保15年(1844)に鋳造され、一宮の海岸に沿岸防備に備えられた大砲(たいほう)(県指定文化財)。

人車

人車(正面から)

大砲


千葉県指定文化財「天正検地帳」

茂原市指定文化財「高橋家文書」

千葉県伝統的工芸品「本納絵馬(ほんのうえま)」
茂原市本納に江戸時代後期より、五代にわたって継承される「本納絵馬」は、江戸時代の大絵馬と小絵馬の流れ汲んで、初代の矢部久右衛門(やべきゅうえもん)が創業しました。
南画家(なんがか)で二代目の矢部翠堂(やべすいどう)、三代目の矢部きせ、南画家で四代目の矢部華径(やべかけい)、そして日本画家で五代目の矢部宏(やべひろし)へと継承されています。
本納絵馬は、昭和60年、千葉県伝統的工芸品・房総の魅力500選に指定されました。

本納絵馬四代目 矢部華径(やべ かけい)「昇龍図絵馬」(しょうりゅうずえま)

本納絵馬四代目 矢部華径(やべ かけい)「鷹図絵馬」(たかずえま)

本納絵馬五代目 矢部宏(やべ ひろし)「昇龍図絵馬」(しょうりゅうずえま)

本納絵馬五代目 矢部宏(やべ ひろし)「紅白梅図絵馬」(こうはくばいずえま)

民芸品など

鯛ちょうちん

かやかや馬

上総袖凧