羯鼓頭

茂原市指定文化財（昭和48年1月10日指定）

• 所在　茂原市高師1345番地1　茂原市立美術館・郷土資料館
• 所有　個人

羯鼓舞に用いた頭である。
材質は桐で表面を彫刻し、裏面はえぐり彫りになっており、彫技はすぐれている。漆を塗ってあったが現在は剥落して素木の状態にあり、全体は虫害がはなはだしい。
現在、使われている頭の以前に用いられたものであるが、いつ頃まで使用されていたか地区の古老も知らないという。
かなり長期にわたり使われていたものらしく製作は江戸中期以前と推定される。
古くから行われている地方のしきたりを示す貴重な民俗資料でもある。