石造釈迦如来立像
- [2015年2月25日]
- ID:1133
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石造釈迦如来立像(せきぞうしゃかにょらいりゅうぞう)
茂原市指定文化財(昭和55年11月19日指定)
- 所在 茂原市茂原1201番地
- 所有 藻原寺

胴部で継ぎ合わせた丈六の丸彫立像で、合掌印を結び、衣文の彫法も浅く、整然としている。慈愛に満ちた童顔で、現世を静かに見守る姿は素晴らしく、かなりの石工の手になるものであることがうかがわれる。
釈迦如来の印相は通常説法印であるが、この像のように合掌印は珍しい。これは石彫りの制約から彫り易さや、強度の点を考慮したものと思われる。
台座は蓮華座で、銘文によると元禄四年(1691年)に造立したとある。市内に現存する石仏中最大のものでかつ彫技も優秀である。