円立寺の菩提樹
- [2021年12月14日]
- ID:1106
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円立寺の菩提樹(えんりゅうじのぼだいじゅ)
茂原市指定文化財(昭和48年1月10日指定)
- 所在 茂原市粟生野677番地
- 所有 円立寺

この菩提樹は、いつの頃か一人の壱千願寺僧(いっせんがんじそう)がこの寺を訪れ、携えて来た1本の枝を帰りぎわに門前へ突きさしていったものが、根付いて枝葉を出し、次第に成長し大樹になったと伝えられる。
この樹はアオイ科に属する落葉高木で、枝分かれしてよく茂り、葉の先端裏側に灰かっ色の毛が密生し、球形の実を結ぶ変わった習性で、樹肌や葉で疣(いぼ)をこすると不思議によく癒えるといわれている。
約800~900年を経たといわれた老木の主幹は枯れ、今は台木から出た10本近くの芽木が大木となっている。
インドの釈迦がその下で菩提を成就し、仏となったといわれる菩提樹とは別種である。