
本納橘樹神社社叢(ほんのうたちばなじんじゃしゃそう)
橘樹神社裏の森林には、高木・亜高木・低木から、その根元に繁茂する下草までそろっていて、森林が形成されて最後に到達する安定したすがたである極相林の状態を知るのに最適なところである。このような自然林は市内では珍しい。
樹種は、ケヤキ・クスノキ・ムクノキ・スダジイ等が多い。
この社叢は小高い丘となっているが、人工の塚であるのか丘陵の一部であるのかは明らかでない。
橘樹神社は延長5年(927年)の延喜式にみられる古社で、格式も高く、そのため神域の保全も良好である。