内海 泰(日本画)
- 初版公開日:[2020年03月05日]
- [更新日:2020年3月5日]
- ID:3504
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茂原市立美術館・郷土資料館収蔵の内海 泰の作品

略歴
内海 泰(うつみ とおる) (1938~)
昭和13年、千葉県出身。児玉希望(日展系物故日本画家)に師事し、昭和38年、新日展(今の日展の前身)に初入選。日春展での受賞を重ね、昭和46年より奥田元宋(文化勲章、現代日本画壇を代表する日展系の日本画家) に師事。
『夜』(昭和53年第10回日展・当館蔵)、『群』(平成8年第28回日展・当館蔵)が日展にて特選受賞。
平成元年より茂原市に在住。現在、日展会員、千葉県美術会理事。

主な収蔵品
内海泰の収蔵作品数は16点です。このうち5点を掲載しています。

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内海泰「貌(はげこう)」 紙本彩色 平成3年(1991)作 172.8×220.0cm
平成3年、第23回日展入選作品。
コウノトリの恋の季節。メス(左)の気を惹こうとするオス(右)。その邪魔をする真中のオス。ユニークな姿に人間味あふれる作品。

内海 泰「睨(げい)」 紙本彩色 平成5年(1993)作 116.7×91.1cm
平成5年、第28回日春展 日春賞受賞作品。
自分の威厳を誇示しようと、ポーズをとるハゲワシ。緊迫感の中にもユニークさがある作品。

内海 泰「群」 紙本彩色 平成8年(1996)作 233.1×183.1cm
平成8年、第28回日展特選受賞作品。
軍鶏(しゃも)は気性の荒い闘鶏(とうけい)用の鶏。闘鶏は実際、一対一だが、作品では8羽を配して曼荼羅を表現している。緊迫感に満ち、凛とした作品。

内海 泰「佇む」 紙本彩色 平成10年(1998)作 233.6×161.6cm
第30回 日展 出品作品
鋭い動物を描いてきた作者の転機となった作品で、安らぎをテーマとしている。

内海泰「鳩と」 紙本彩色 平成13年(2001)作 230.0×154.6cm
第33回 日展 出品作品
野生動物を描いてきた作者だが、近年は人物画に取り組んでおり、本作では、思春期の少年の内面を、鳩とともに描いている。