松本楓湖(日本画)
- 初版公開日:[2020年03月05日]
- [更新日:2020年3月5日]
- ID:3578
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茂原市立美術館・郷土資料館収蔵の松本楓湖の作品

略歴
松本楓湖(まつもと ふうこ)(1840~1923) 速水御舟の師匠
天保11年(1840)常陸国(茨城県)小野村に生まれる。嘉永6年(1853)江戸に出て沖一我らに入門。一我の没後、安政3年、佐竹永海に入門。永我と号した。
明治元年(1868)菊地容斎に入門し、歴史人物画を学ぶ。明治29年巽画会(たつみがかい)の顧問をつとめる。また、安雅堂画塾(あんがどうがじゅく)を創設し、今村紫紅(いまむら しこう)、速水御舟(はやみ ぎょしゅう)、小茂田青樹(おもだ せいじゅ)など多くの画家を世に送り出した。
院展、文展において審査員を務め、数々の歴史画を発表した。大正8年帝国美術院会員。

主な収蔵品
松本楓湖の収蔵作品数は計1点です。

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松本楓湖「楠公父子訣別図」(くすのきこうふしけつべつのず) 紙本彩色 1900(明治33年)作 122.0×50.0cm
歴史画(歴史の名場面を描いた絵画)を得意とした作者の典型的な作品。
南北朝時代、楠木正成父子が決死の戦いに出征する際の父子の別れを描いた作品。