武内和夫(洋画)
- 初版公開日:[2020年03月05日]
- [更新日:2020年3月5日]
- ID:3613
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茂原市立美術館・郷土資料館収蔵の武内和夫の作品

略歴
武内和夫 (たけうち かずお) (1921~2010)
大正10 年、現 市原市に生まれる。昭和16年、千葉師範学校(現 千葉大学)卒業後、東京美術学校(現 東京芸術大学)に学ぶ。同21年、同24年には日展初入選する。同32年には留学生試験に合格し、渡欧。パリ国際青年画家展にてグランプリ候補となる。
昭和43年に光風会を脱会、翌年から個展活動等に力を注ぐ。紺綬褒章を23回受章し、平成8年には勳三等瑞宝章を受章。同17年、千葉市教育功労表彰を受け、同19年、フランス留学50周年記念展を開催。風景画のほか、裸婦などの人物画を数多く手がけた。
国際美術家連盟会員、日本美術家連盟会員、千葉県美術会理事、千葉大学名誉教授等を務めた。

主な収蔵品
武内和夫の収蔵作品数は計11点です。このうち4点を掲載しています。

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武内和夫「南仏オリーブの古木」(なんふつおりーぶのこぼく) キャンバス・油彩 昭和33年(1958)作 65.2×90.9cm
作者は『南仏カーニュ シュールメールにあるルノワールの別荘にあるオリーブの古木を1958年3月に当地に滞在した折に描いた。』と語っている。

武内和夫「早春妙高山麓」(そうしゅんみょうこうさんろく) キャンバス・油彩 昭和37年(1962)作 65.3×91.0cm
作者は、昭和32年 留学生試験に合格し、渡欧している。帰国以来、日本各地の風景を多数描いており、そのひとつである。

武内和夫「太海早春」(ふとみそうしゅん) キャンバス・油彩 昭和52年(1977)作 72.8×91.0cm
作者が昭和52年、鴨川市の太海に滞在し制作した作品。
作者は『漁村の家は絵になる題材だが、段々きれいになって、絵にならない。』と語っているが、春先の房総の光りと空気を見事にとらえた作品である。

武内和夫「赤城新緑」(あかぎしんりょく) キャンバス・油彩 昭和61年(1986)作 65.2×90.9cm