深山美峰(工芸・江戸蒔絵)
- 初版公開日:[2020年03月05日]
- [更新日:2020年3月5日]
- ID:3726
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

茂原市立美術館・郷土資料館収蔵の深山美峰の作品

略歴
深山 美峰(みやま びほう) (1913~2003)
大正2年、現 茂原市綱島に生まれる。昭和4年、浅草の拾石美明に弟子入りし、蒔絵を学ぶ。東京都江戸川区小岩に居住した後、同32年に千葉市に転居する。同58年に千葉県指定無形文化財に認定され、同63には千葉県教育功労賞を受賞。
平成2年、秋篠宮ご婚礼につき、紀子様の御櫛を制作。同年、天皇陛下御即位の儀に皇后陛下の御櫛を制作。同5年、文部大臣より地域文化功労者として表彰される。
平成9年、当館企画展「コンテンポラリー&トラッド―郷土に息づく工芸・現代芸術―」にて、千葉県指定文化財の櫛蒔絵作品など28点を展示。平成15年没、享年90歳

主な収蔵品
深山美峰の収蔵作品数は2点です。

ご注意 画像の転載・利用を禁じます。

深山美峰「月明の梅」(つきあかりのうめ)江戸蒔絵(べっ甲地) 昭和63年(1988)作 15.0×31.5×0.6cm
櫛や 髪飾り などに用いてきたであろうデザインをそのまま、純粋芸術作品として完成させた作品。

深山美峰「森の狩人」(もりの かりうど)江戸蒔絵(木地) 平成4年(1992)作 34.1×33.8×1.1cm
長年、櫛や かんざし といったものを作ってきた作者は、現代のインテリアにマッチするような装飾デザインをも手がけた。