石井雙石(書)
- 初版公開日:[2020年03月05日]
- [更新日:2025年7月18日]
- ID:8991

茂原市立美術館・郷土資料館の石井雙石の作品

略歴
石井雙石(いしい そうせき)(1873~1971)
明治6年,現 大網白里市(旧四手木村)に生まれる。四手木学校と儒者・島田順堂学ぶ。16歳で上京。22歳で陸軍に入隊。明治39年(近衛連隊准尉であった34歳の時)、日本新聞社主催の篆刻作品展で二等受賞。以後、第五代浜村蔵六(江戸時代からの篆刻の名家)に入門し、本格的に学び始める。
その後、篆刻研究団体「長思印会」を発足。大正11年、軍役を離れてからは、東京の原宿にて篆刻研究・指導に努め、昭和6年、東方書道会設立。同23年、日展に出品、まもなく審査員、参事となり、同36年、評議員となる。
やがて、文部省など政府関係印、最高裁判所印、警視庁印、明治神宮印、千葉県知事印など制作。また、書家としても国会図書館門扉題字などの作品を残している。同38年、紫綬褒章を、40年に勲四等旭日小綬章を受章。昭和46年に没。

主な収蔵品
石井雙石の収蔵作品数は計5点です。このうち3点を掲載しています。
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石井雙石「不如學」 紙本墨 昭和39(1964)年 29.7×62.8cm
学ぶに如(し)かざる
学ぶことに勝るものはない。

石井雙石「山花水鳥皆」 紙本墨 昭和46(1971)年 64.1×17.0cm
山花水鳥皆知己
山に競う花も水に戯れる鳥もみんなよき友である。

石井雙石「温故知新(おんこちしん)」 紙本墨 制作年不明 36.2×6.1cm