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    林 功(日本画)

    • 初版公開日:[2020年03月05日]
    • [更新日:2025年7月18日]
    • ID:3556

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    茂原市立美術館・郷土資料館収蔵の林功の作品

    略歴

    林 功(はやし いさお) (1946~2000)

    昭和21年、現 茂原市町保に生まれる。県立長生高等学校(茂原市内にある)在学中に千葉県展にて市長賞受賞。昭和44年、東京芸術大学卒業、院展に初出品初入選。以後、院展に出品。

     昭和46年、同大学大学院(保存修復技術専攻)修了、数々の文化庁模写事業(国宝の模写)に参加。中国の古画に精通していた。山種美術館賞展(昭和54年)での優秀賞受賞をはじめ、「横の会」(昭和59~平成5)に参加。

    平成3年、第46回春の院展、第76回院展にて奨励賞受賞。平成9年、当館特別展「日本画の現代(中島千波・林 功・松本哲男 三人展)」開催。平成12年、中国にて没。愛知県立芸術大学助教授、日本美術院特待であった。

    主な収蔵品

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    林功「万光」

    林功「万光」(まんこう) 絹本彩色 昭和59年(1984)作 162.1×112.2cm
    第1回横の会展出品。
    夜桜にかがり火を灯すという、日本画では古典的な題材に取り組みつつも、月の光と人工の炎を対比するかのような表現は、古典を現代にどう生かしてゆくかという作者の姿勢の
    表れであろうか。


    林功「想風」

    林 功「想風」(そうふう) 絹本彩色 昭和60年(1985)作 221.7×176.7cm
    第70回院展入選作品。
    中国の古典作品研究に詳しい作者の得意とする作品の一つ。
    黄土色の絵具の中国的な雰囲気と、陰影のない、日本的な表現の清潔感を調和させた作品。

    林功「富春江」

    林 功「富春江」 絹本彩色 平成3年(1991)作 175.0×220.0cm
    第77回院展無鑑査出品。 
    院展にて奨励賞を受賞した翌年の作。作者は、生前65回以上も中国に渡り、ゆったりとした境地や、日本人が失ってしまった素朴な暖かい心を中国の農村に見い出し、牧歌的風景画として数多く発表している。

    林功「風の旅(インド)」

    林 功「風の旅(インド)」 絹本彩色 昭和63年(1988)作 162.1×130.3cm
    第5回横の会展出品
    同展には、仏教伝来の足跡をたどるテーマの3点―インド、中国、日本を発表しています。
    インドの聖跡ブッダガヤのストゥーパに取材した本作では、近景に動物を配した作者の好んだ構図の作品です。
    平成29年12月に、西洋フード・コンパスグループ株式会社より寄贈を受けた作品。

    林功「窓」

    林 功「窓」 絹本彩色 平成4年(1992)作 162.5×112.5cm
    第9回横の会展出品
    知恩院の桜を取材した作品で、日本的な美を描いた作者の典型的作品です。

    林功「桜花日月」

    林功「桜花日月」 絹本彩色 平成7年(1995)作 150.0×660.0cm  六曲一隻屏風(ろっきょくいっせきびょうぶ)
    茂原市役所庁舎(2階)の陶板壁画の原画として描かれた作品。日本古来の屏風という形式を用いた大作です。
    茂原公園の弁天池に取材し、昼夜一日を同画面に表現しています。茂原を代表する風景を、茂原を代表する作家が描いた事で意義が深い作品です。

    林功「風声・大同石仏」

    林功「風声・大同石仏」 絹本彩色 昭和57年(1982)作 100.0×80.3cm
    第5回 中島千波・林功・松本哲男展(1982年、日本橋・三越本店、主催=彩鳳堂画廊)出品
    中国大同市にある雲崗(うんこう)石窟(せっくつ)は、ガンダーラ美術の影響の濃い、中国の仏教彫刻で、世界遺産に登録されている。
    現代の人物を配することで、歴史の隔たりと、石仏の大きさを対比表現しています。作者の初期の代表的な作品の一つです。令和7年3月に寄贈を受けた作品。

    お問い合わせ

    茂原市役所教育委員会教育部茂原市立美術館・郷土資料館

    電話: 0475-26-2131

    ファクス: 0475-26-2132

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