種谷扇舟(書)
- 初版公開日:[2020年03月05日]
- [更新日:2020年3月5日]
- ID:3901
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茂原市立美術館・郷土資料館収蔵の種谷扇舟の作品

略歴
種谷 扇舟 (たねや せんしゅう) (1914~2004)
大正3年、千葉県八街町に生まれる。
千葉師範学校専攻科卒業。
書道芸術院名誉会長、毎日書道会最高顧問。
千葉県教育功労賞、文化功労賞、体育功労賞を受賞。
40回以上にわたって中国を訪れ、書を通じての日中友好に力を注いだ。

主な収蔵品
種谷扇舟の収蔵作品数は1点です。

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種谷扇舟「良寛詩」(りょうかんし) 紙本墨 制作年不明 135.0×33.3cm
良寛詩 毬子(きゅうし)
袖裏毬子直千金
謂言好手無等匹
箇裡意旨如相問
一二三四五六七
袖裏(しゅうり)の毬子 直(あたい)千金
謂(おも)ふ 言(われ)は好手にして等匹(とうひつ)なしと
箇裡の意旨(いし)を如(も)し相問はば
一二三四五六七
意 そで袖の中の手まりは たからもの
並ぶものはなしと自ら思う
まりつきの気をもしお尋ねとなら
ひいふうみいよ いいむうなあ
良寛の手まりつきは広く知られている。子供らと無心に遊ぶ良寛の姿が思い浮かぶほほえましい歌である。