大槌 隆(洋画)
- 初版公開日:[2020年03月05日]
- [更新日:2020年3月5日]
- ID:3636
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茂原市立美術館・郷土資料館収蔵の大槌 隆の作品

略歴
大槌 隆 (おおづち たかし ) (1949~2020)
昭和24年、岩手県出身。昭和49年に三軌展入選。昭和56年に会員となる。以後、三軌会賞、文部大臣賞など受賞。
日仏現代美術展、浅井忠記念大賞展などに出品、昭和会展招待出品。平成3年からは安井賞展に出品。その後も、日仏現代美術展佳作、21世紀アート大賞展奨励賞、小磯良平大賞展出品など、大賞展での受賞多数。
細密な写実描写により、時が止まったかのような静けさ、空気の透明感を描き出す画家である。平成10年には三軌展第50周年記念賞受賞。
三軌会会員、日本美術家連盟会員、茂原市早野新田に在住した

主な収蔵品
大槌 隆の収蔵作品数は計2点です。

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大槌 隆「風のない午後」 キャンバス・油彩 平成4年(1992)作 162.1×193.9cm
第44回 三軌会賞受賞作。
千葉県銚子の海岸での取材による作品という。
時が止まったかのような静けさと空気の透明感。一見、感情を排したかのような徹底した描写の内にかえって情熱が感じとられる。
作者のことば 平成4年
白波をたてて大海原を駆け巡っていた船たちは、無事にその役目を終え、穏やかな日々を迎えました。
それぞれの新たなる旅立ちを前にしばしの休息の時です。

大槌 隆「海」 キャンバス・油彩 平成5年(1993)頃作 90.9×116.7cm
第7回 茂原市市民美術展出品
作者が得意とする、代表的な作品の一つである。写実的な描写の、水と空気の清浄感あふれる明るい作品である。