端館九皐(日本画)
- 初版公開日:[2020年03月05日]
- [更新日:2020年3月5日]
- ID:3553
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茂原市立美術館・郷土資料館収蔵の端館九皐の作品

略歴
端館九皐(はしだて きゅうこう)(1895~1954)
明治28年 現在の茂原市立木の麻生家の生まれ。(麻生平八郎家とは異なる)名は芳松。幼くして絵を好み、鶴枝小学校に在学中に丸島白洋に絵を学ぶ。高等一年の時には、芳洲と号した。両親に画家の道を反対されるも、千葉弥次馬、高橋喜惣治は物心両面を応援。
高等二年卒業後 上京し、端館紫川に師事。五年後には号を鶴川とした。師に子供がなかった為、養子となり端館の姓となり、師の後をついで宮内省の御用係画家として終戦直前まで勤めた。大正11年には文展入選、その後 帝展に入選した。また、中国の南画研究に没頭し、中国の古語にならい号を九皐とした。
戦中、茂原市に疎開し、昭和29年、59才で没するまで多くの作品を残した。

主な収蔵品
端館九皐の収蔵作品数は計26点です。このうち3点を掲載しています。

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端館九皐(芳洲)「麻生家全景」 絹本彩色 明治44年(1911)頃作 50.0×122.5cm
芳洲(ほうしゅう)と号していた16歳頃の作で、後の茂原市立木の麻生平八郎家の全景を描いた作品。(表装の傷みが大きく展示はできない状態です)

端館九皐「牡丹」 紙本彩色 制作年不明 27.1×24.0cm

端館九皐「鯉、菖蒲」 紙本彩色 制作年不明 27.0×24.0cm