矢部華径(南画家)
- 初版公開日:[2020年03月05日]
- [更新日:2020年3月5日]
- ID:3576
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茂原市立美術館・郷土資料館収蔵の矢部華径の作品
略歴
矢部華径(やべ かけい) (1896~1981) 南画家・本納絵馬4代目
明治29年、現 茂原市本納に生まれる。本名、謙太郎。現在の五代目、矢部宏氏の父である。代々絵馬師の家系に生まれ、幼い頃より、南画家であった祖父の翠堂、叔母の勝山玉泉に絵を学ぶ。
大正13年、上京して佐川華谷(文展出品の南画家)に入門。その後、田岡春径の教えを受けた。華径の号は、両恩師から一字ずつもらったとされる。
昭 和21年、南画院結成にあたり、同展に出品、同32年には南画院同人となった。
昭和47年、茂原市無形文化財となった。
主な収蔵品
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矢部華径「蓬莱山」(ほうらいさん) 紙本彩色 昭和35~50年(1960~75)頃作 80.0×87.1cm
矢部華径「奇峯出没雲霞間」(きほうしゅつぼつうんかのあいだ) 紙本彩色 昭和35~50年(1960~75)頃作 97.0×117.5cm
矢部華径「梨花満開」(りかまんかい) 紙本彩色 昭和35~50年(1960~75)頃作 97.0×117.0cm
矢部華径「徂徠之里」 紙本彩色 昭和38(1963)年作 97.1×117.2cm
荻生徂徠(1666~1728)は江戸後期の儒学者、青年期を過ごした。本納には徂徠勉学の地と徂徠の母の墓がある。